ページ内を移動するためのリンクです
MENU
ここから本文です
週刊こぐま通信
「最新入試問題で求められているものは何か?」目次
こぐま会 齋藤 洋

 こぐま会では、入試問題について細かく分析しております。その一部を皆様にお伝えしてまいります。お子様の家庭学習に、ぜひ利用してください。

 今、学力低下の問題が大きな話題になっています。中学校・高校生の学力に関しては、小学校での学習の習熟度が問題になっていたりします。それゆえに小学校の学習に関して、いろいろな方針が出てくるのでしょう。しかし、われわれはそれ以前から、私立小学校の入試で高得点をした子たちが、必ずしも小学校入学後、先生方の望むように、伸びていないことを耳にしていました。それゆえに実は、今や失敗であったとされている、あの「ゆとり教育」の実施が叫ばれていたときでも、私立小学校では、それに同調していない学校が少なくありませんでした。

 私立小学校には、各学校の教育理念があり、またそのカリキュラムや指導方法にも、独自のものがあります。ですから実際の授業現場でも、常により高い学力を子どもに提供する努力がなされていました。その中で、学校が求める子どもたちの能力を、どのようにチェックしたらよいかについても、工夫されてきました。それがわれわれの言う「新傾向の入試問題」です。その問題の中には、受験をするしないに関わらず、幼児期に子どもに必要なものは何なのかを、子育てをする者に伝えてくれるヒントがあります。ページの都合上、わずかではありますが、少しずつお伝えしてまいりたいと思います。

PAGE TOP