ページ内を移動するためのリンクです
MENU
ここから本文です

夏季講習会 年長児対象
「志望校別講座」

 学校側の出題意図=どんな能力を求めているか、という観点から、それぞれの学校の特有な問題や難問への対策を行います。志望校に沿った思考力を育成し、自信をつけます。

開講クラス(講座内容・入試問題の解説)

  • 雙葉小学校

    入試の傾向と求められる能力
    コロナ禍に於いて問題が易しくなったとはいえ、基本的な問題にしっかりと丁寧に向き合う姿勢、思考力を伴う問題に徹底して取り組むことが求められます。

    「数の推理(2021)」

    パンダとウサギがカードを3枚ずつ持っています。相手のカードは見えません。お互いに相手のカードを1枚ひいてカードを見せ合い、星の数が多いほうが勝ちです。ひいたカードは自分がもらえます。
    • ウサギが2のカードをひくと、パンダが勝ちました。パンダは星いくつのカードをひいたのでしょうか。その数だけイチゴのお部屋にまるをかいてください。
    • 今度はパンダが2のカードをひきました。すると今度もパンダが勝ちました。ウサギは星いくつのカードをひきましたか。その数だけリンゴのお部屋にまるをかいてください。
    • 2回勝負をしたあと、2匹が持っているカードの星の数の違いはいくつですか。その数だけバナナのお部屋にまるをかいてください。
    トランプゲームで同じような経験をしたことがあるかもしれません。「パンダとウサギが3枚ずつカードを持っています。相手のカードを1枚ずつ引いて、星の数が多い方が勝ちです。」この約束をまず理解しなければなりません。そして相手から引いたカードが自分のものになるため、やり取りした後にカードの星の数がどうなったかを考えなければなりません。こうした思考力・作業能力を問われる問題を解決するための力を、具体物やカードなどを通して身につけます。その上でペーパー学習に取り組み、学力を高めていただきたいと考えています。
    志望校別講座で取り組む課題
    図形重ね図形 / 対称図形 / 回転 / 分割 / 同図形発見 / 四方からの観察
    やりとり / 一場面を使った総合問題 / 置き換え交換 / つりあい
    位置表象旅人算
    言語言葉つなぎ
    推理回転 / 魔法の箱 / シーソー
    常識昔話 / 理科的常識
    合格のために必要な講座
  • 聖心女子学院初等科

    入試の傾向と求められる能力
    4・4・4制の指導体制への移行により、初等科でのみ入試が行われ、その後は高等科までの一貫教育となりました。その結果、小学校入試でより確かな実力を判断するために、洗練された新しい発想の問題が出題されるようになりました。

    「四方からの観察を含んだつみ木の数あて(2021)」

    上の絵を見てください。つみ木をまわりから動物が見ています。前から見ているウサギはつみ木の黄色いところ、右から見ているクマからはつみ木の青いところ、木の上から見ているサルからはつみ木の赤いところが見えています。
    • 下の絵を見てください。つみ木をまわりから動物たちが見ると、それぞれ右のように見えました。机の上の形はいくつのつみ木でできていますか。その数だけ下のお部屋に青いまるをかいてください。
    位置表象の「四方からの観察」と、図形・数の「つみ木の数」が複合された問題です。どちらの課題も十分に理解した上で、それを組み合わせて考える深い思考力や見通す力が求められます。この他にも「言葉つなぎ」「1回休みが入る飛び石移動」など、既存の学習課題に工夫を加えて新しい発想の問題が出題されているため、個々の課題理解だけでなく応用力も必要です。10枚程度のペーパーを行う中で、集中力を持続させつつ、「作業力」「聞く力」も問われており、これらをすべての基礎として重視しています。授業では、求められる学力をしっかり身につけるべく、入試傾向に沿った具体物学習で、段階的に考えたり調べて答えを導き出す力を育てます。ペーパーでは音声発問や複合的な指示で聞く力の強化も図ります。
    志望校別講座で取り組む課題
    未測量関係推理 / 量の等分
    位置表象四方からの観察 / 飛び石
    交換 / 数のやりとり / 数の構成 / 数の増減 / 一対多対応
    図形対称図形 / 点図形
    言語話の内容理解 / 言葉つなぎ / しりとり
    その他鏡映像 / 回転推理 / 私は誰でしょう
    合格のために必要な講座
  • 東京女学館小学校

    入試の傾向と求められる能力
    ペーパーテスト・個別テスト・運動・絵画・行動観察などさまざまな内容で入試が行われ、2時間半という長い時間をかけていろいろな側面からじっくり観察されます。高い学力が求められるというよりも、5,6歳児として当たり前のことがしっかり身についているかということが重視されています。学力考査では基本的な内容が多い印象ですが、その内容を見ると、言葉の理解や注意力など聞き取る力や取り組み方に重点が置かれた問題が多く、基本的な力が備わっていないと対応できないことが分かります。

    「同図形発見(2022)」

    • 左のお部屋を見てください。六角形のまわりに4つの形がくっついています。その形のどれか1つが動いた形を右から選んで青いまるをつけてください。
    この問題はかなりの注意力と集中力が必要です。勉強に取り組む前の素地が備わっているかが確認されています。この他、常識問題やお手伝いに関する出題があり、ご家庭での過ごし方が大きく問われます。また運動は、鉄棒や遠投など、基礎体力や体幹がしっかり備わっていないと対応できない課題が出題されています。親子活動や子ども同士が関わる行動観察では、日常の親子関係やお友だちとの関わりが確認され、問題が認められると大きなマイナスになります。このように入試内容が多岐に渡っているため、総合的な力を備えておく必要があります。
    志望校別講座で取り組む課題
    行動観察を含め3時間という長い時間をかけて、東京女学館のAO型入試、一般入試共に必要な力を養います。小学校で掲げている「きょうしつはまちがえるところ」を実践し、間違うことを怖がらずに表現したり挑戦し続けたりすることの大切さを、さまざまな課題を通して意識づけしていきます。
    合格のために必要な講座
  • 白百合学園小学校

    入試の傾向と求められる能力
    入試では、ペーパーテスト・個別テスト・集団テストが行われます。求められるのは、「聞く力」「話す力」「考える力」「作業する力」です。ペーパー対策として、基本から応用までの学力を確実に身につけること、個別テストの対策として、一対一で行われる課題に対応できるようにするために、言葉で説明する言語能力、課題を正確に処理する作業能力、課題に対する集中力や取り組む姿勢を身につけることが必要です。

    「音の聞き取り(2023)」

    ボタンを押すと音がなります。
    赤いボタン・・・「ベー」(動物の鳴き声)
    青いボタン・・・「タン」(太鼓の音)
    これから続けてボタンを押します。
    「ベー、ベー、タン、タン、ベー」
    • どのようにボタンを押しましたか。その色のおはじきを順番に並べてください。
    ペーパーでも出題されそうな内容ですが、白百合学園小学校ではこうした課題が個別テストの形式で出題されます。音の約束をしっかり覚え、鳴った音をボタンの色に素早く置き換えられるかがポイントです。
    志望校別講座で取り組む課題
    ペーパー対策として毎回ペーパーを行い、学力のチェックと時間制限を意識したスピードトレーニングを行います。個別テストの対策では、具体物を使った取り組みを中心に、お話づくり・図形構成・記憶・手先の巧緻性など、されたさまざまな課題に取り組みます。また、行動観察の対策として、集団制作や指示行動などを取り入れた集団活動を行います。
    合格のために必要な講座
  • 日本女子大学附属豊明小学校

    入試の傾向と求められる能力
    ペーパーテストの問題数は4~5問程度と少なく、数・図形・言語が中心に出題されています。数の領域では数えることが中心の作業問題が多いですが、図形の領域からは、回転図形や重ね図形の複合問題なども出題されていて、比較的難問が多い傾向があります。その他の領域は少ないですが、基本的な問題から難問まで幅広く出題されています。入試では、その時点での高い学力ではなく、小学校での学びを始める前の基本的な聞く力・集中力・観察力などがどこまで備わっているかが重視されています。

    「同図形発見(2018)」

    • 左のお部屋と同じものを右から探してまるをつけてください。形が回っているものはよいですが、裏返してあるものにはまるをつけてはいけません。
    絵画制作や行動観察では、課題を達成させるまでの過程が最も重視されています。先生の説明をどのように解釈し、どのような手順で取り組んでいるのかなど、子どもの目的意識や判断力が問われています。行動観察では広範囲でダイナミックな活動が展開され、公共性や社会性だけではなく、個人の生活経験や創意工夫など、さまざまな視点から評価されています。その中で学校の教育方針に合った子どもなのかどうかが確認されていると言えます。
    志望校別講座で取り組む課題
    過去に出題された問題を中心に、作業力を高め、難しい問題でもあきらめずに丁寧に考える力を養います。日本女子大学附属豊明小学校独特の濃淡をつけた色塗りは、欠所補完と組み合わせ、注意深く観察することを意識づけします。課題制作や行動観察ではどのように仕上げたいかという目的意識を持って、丁寧に取り組む姿勢やお友だちと協力することの大切さを確認します。
    合格のために必要な講座
  • 東京農業大学稲花小学校

    入試の傾向と求められる能力
    毎年ペーパーテストと行動観察が行われ、年によって運動課題もあります。ペーパーは、生活に即した課題が中心の幅広い出題で、普段どれだけ興味関心を持って活動しているか、また生活常識が身についているかが問われます。解き進めるスピードと正確性、指示の聞き取りと理解力、諦めない姿勢など、さまざまな要素が求められます。

    「水の量(2023)」

    • この中で2番目に多いものにまるをつけてください。
    4問目までは基本的な問題です。その上で5問目に対応できるかが問われます。容器の形状や太さ、水の高さを複合的に見ていく必要があります。これはペーパー知識として、というよりも普段の生活の中で、似たような状況がある際に「どちらのジュースの方が多いのだろう」「どちらのコップの方がたくさん入るのだろう」など、興味関心を持ち、自分で調べてみる等の量体験をしておくことで理解に繋がる問題です。特別な受験勉強というよりも、年長児として普段の生活で様々な事にアンテナを張って積極的に体験ができているかが大切でもあります。
    志望校別講座で取り組む課題
    上記のようなタイプの課題も出題されるため、具体物も用いながら本質的な理解の獲得も促しますが、ペーパートレーニングもしっかり行います。最後まで集中して取り組み、得点力をつけることを目指します。出題が多い話の内容理解・回転図形などの推理・量・しりとり・常識・点図形を中心に、過去問題に捉われず、学校が求める力を見据えた予想問題も交ぜながらどんな問題にも根気強く、思考して取り組めるようにしていきます。
    合格のために必要な講座
  • 東洋英和女学院小学部

    入試の傾向と求められる能力
    学力テストは数・言語・推理が多めですが、全ての領域の対策が必要です。難問ではありませんが、課題を本質的に理解していないと解くことができない、基本に忠実でありながらとてもよく練られた問題がほとんどですので、深い理解と柔軟な思考力が求められます。基礎的な運動能力と生活的な手先の巧緻性課題の出題もあります。

    「回転図形(2024)」

    • サイコロが右に1回転がると、上の面には何の絵がきますか。上のお部屋から選んでまるをつけてください。
    • サイコロが左に2回転がると、上の面には何の絵がきますか。真ん中のお部屋から選んでまるをつけてください。
    • サイコロが手前に1回、左に2回転がると、上の面には何の絵がきますか。下のお部屋から選んでまるをつけてください。
    1・2問目は、入試対策として十分に経験のあるお子さまがほとんどだと思います。3問目の「手前」は、他校での出題も含めれば初めてではありませんが、良く出題されるタイプの問題ではないので、ここが解けるかがポイントでした。手前に倒してから左に回転しますので、そこからの面の並びの変化も意識する必要があります。典型問題については、ペーパーだけでなく、実際のつみ木を使って回転させるなどしながら思考錯誤する学習をしていると、こういった面の動き方も理解できる可能性が高いです。
    志望校別講座で取り組む課題
    出題が多い数の総合問題、言語(一音一文字、しりとり等)、推理(図形系列、回転図形など)、位置表象(四方からの観察)も含め、全ての領域をバランスよくまんべんなく行います。限られた制限時間の中で、しっかりと思考し、正確に作業して答えまでたどり着けるよう、スピードトレーニングも含めて総合的に力を高めていくことを目指します。また、過去の出題に基づいた手先の巧緻性や運動課題や絵画課題にも取り組みます。
    合格のために必要な講座
  • 立教女学院小学校

    入試の傾向と求められる能力
    出題されるペーパーテストは多岐にわたりますが、満点を取るような高い学力を求められてはいません。考査への取り組み方から、年相応の学力があるか、さまざまなことに興味関心をもっているか、学校生活で困らない生活巧緻性があるか、なにより周囲の人と調和し動くことができる子どもなのかを判断されています。

    「言葉づくり(2024)」

    • 上にかいてある絵の名前のはじめから2番目の音を組み合わせて、できる言葉はどれですか。下から選んでまるをつけてください。
    難しい問題が出た時に、出来ないからと諦めたり、適当に印をつけてやり過ごすのではなく、どうなれば「正しい」になるのか情報を整理し、「正しい」になるよう粘り強く取り組む姿勢が大切です。「考えるのは楽しい!」と感じられる対策をしていきましょう。
    志望校別講座で取り組む課題
    言葉遣い・所作振る舞いも含め、バランスよく集団の中で過ごすことを大切にしています。図形・言語・常識課題を中心に難しい問題にも挑戦しますが、解説の中でお子様たちと多くの会話をし、付随する知識が増えるように心がけていきます。数課題は毎時間行い、年相応の学力部分はクリアできるように徹底指導します。手先の巧緻性・運動は実際のテストと同じく現状のチェックになりますが、繰り返し練習できる時間も設けております。
    合格のために必要な講座
  • ペーパー対策

    対象校
    洗足学園小学校 / 青山学院初等部 / 慶應義塾横浜初等部 / 成蹊小学校 / サレジアン国際学園目黒星美小学校 その他ペーパーテスト実施校
    入試の傾向と求められる能力
     最近の多様化する問題に対応するためには、論理性と深い思考力を持つことが大切です。それと並行して、限られた時間でなるべくたくさん解くスピード、作業を最後まで正しく行う正確性、問題を正しく理解したり、色形指示を誤らない聞き取り力、答えを理論的に選択する判断力、課題に次々と向き合う切り替え力、最後まで行いきる集中力など、多岐にわたる力がバランスよく必要です。教え込まれた知識だけでは解けない、「考え方の系統性を踏まえ、その場面をイメージし、質問の意図を踏まえて答えを導き出す」プロセスを経験することで、問題に立ち向かうペーパー力が養われます。

    「四方からの観察(2019・洗足学園小学校)」

    動物たちが机の上のつみ木を見ていましたが、今は果物の箱で隠れていて見えません。それぞれの動物からは左のお部屋のように見えました。
    • では、それぞれのつみ木は手前の矢印から見ると、どのように積まれていたでしょうか。右から選んでまるをつけてください。
    ある方向からの見え方から全体を予想します。基本の問われ方は「この人からはどう見えますか?」ですが、最近はこのように少し違った視点での問題も全体の傾向として増えてきています。基本的な課題理解はどの問題も一緒ですが、「四方からの観察」の特徴である「全体と部分の視点」が本質的にできていないと解けない問題ともいえます。
    志望校別講座で取り組む課題
    ペーパートレーニングを主軸に行いますが、ただ枚数をこなすのではなく、理解の補助の為に具体物もで使用しながら説明したり一緒に考えたりしていきます。全体を通して、柔軟な思考力、初見の問題でも見通しを持って恐れずに挑戦していく積極性と諦めない姿勢を高めていく事を目指します。領域は近年の全体的な傾向の流れを考慮しながら、バランスよく行っていきます。
  • 個別テスト対策

    対象校
    白百合学園小学校 / 田園調布雙葉小学校 / 学習院初等科 / 立教小学校 / サレジアン国際学園目黒星美小学校 その他個別テスト実施校
    入試の傾向と求められる能力
     試験官と一対一で行う個別テストでは、一人ひとりの課題に対する理解や考え方をより細かに知ることができるため、集団で一斉に行うペーパーテストでは推し量れない能力をみることができます。求められる能力は、言葉で説明する言語能力、課題を正確に処理する作業能力、課題に対する集中力や取り組む姿勢などです。

    「お話づくり(2023・白百合学園小学校)」

    • 晩ご飯を食べて、寝るまでの間にどんなことをしますか。お話ししてください。
    お話づくりは、個別テストでよく出題される課題です。自由な発想で考えることや、積極的にお話しする姿勢が求められる課題です。自分が考えたお話を相手に自信を持ってしっかりと伝えることが大切です。
    志望校別講座で取り組む課題
    個別テスト対策に必要な言語能力や作業能力、課題に対する集中力や取り組む姿勢を身につけることができるようにカリキュラムを組みます。実際に入試に出題された問題をもとに、出題頻度の高い課題や出題が予想される課題を中心に、学習(未測量・位置表象・数・図形・言語・記憶・推理など)・口頭試問・想像・指示作業・手先の巧緻性などの課題を行います。
  • 暁星小学校

    入試の傾向と求められる能力
     暁星小学校では、論理的な思考力を備えた高い学力を持つ男子が求められます。

    「数の構成(2020)」

    • 上のお部屋を見てください。お友だちがリンゴを持っています。全部で10個にするには、あとどれとどれを組み合わせたらよいか、それぞれ右から2つ選んでまるをつけてください。
    • 下のお部屋を見てください。お友だちが持っているリンゴを全部合わせた数と、同じ数になるお皿の組み合わせを右から選んでまるをつけてください。
    まず、子どもが持っているりんごの数を構成して、あといくつで10になるかを考えます。その答えが出たら、次にお皿の上のりんごの中からどれとどれを合わせるとその数になるかを考える問題です。構成力は必要ですが、それだけではなくどの様な順序で解いていくかが鍵となります。問題を聞きながら同時にその意味を理解して整理しながら考えられるか。こうした思考力を暁星小学校クラスでは育てていきます。
    志望校別講座で取り組む課題
    未測量言葉による三者関係 / シーソー
    位置表象位置の移動
    多少判断 / 数の増減 / 一対多対応 / 数の構成 / 仲間はずれ
    図形図形構成 / 線対称 / 重ね図形 / 同図形発見
    言語話の内容理解 / しりとり
    その他記憶 / 回転 / 図形系列 / 手先の巧緻性(着脱・紐) / 運動 / 指示制作
    ※男子を対象としたクラスです。
    合格のために必要な講座
  • 成蹊小学校

    入試の傾向と求められる能力
     ペーパーテストは、話の内容理解と図形・推理課題を中心に、基礎を踏まえた論理性を求められる独特な問題が多く出題されます。

    「約束による位置の移動(2021)」

    • 左の花の約束の通りに黒丸から進んだ時、白丸に着くのはどれですか。右から選んでまるをつけてください。1枚目ができたら2枚目、3枚目もやってください。
    白丸に着くかどうかをひとつひとつ確認しなければならず、また全部で10問あります。粘り強く頑張ることを求められていると考えられます。女子の図形課題も難問が多く、空間認知や観察力が必要です。長文の話の内容理解は、出てきたものの記憶の他、数・季節・時系列など問われる領域は多岐にわたり、広い知識が必要です。年相応の運動能力と生活習慣に加え、男女一緒に行われる行動観察では協力と調和が求められ、楽しい中でもけじめのある行動ができるかが、合否判定に大きく影響します。
    志望校別講座で取り組む課題
    図形領域は、出題の可能性のあるほぼ全課題について徹底指導します。短時間に素早く判断しなければならない問題に、最後まで粘り強く取り組む姿勢を養います。成蹊小学校独特の話の内容理解については、+αの知識が身につくよう、子どもたちの経験についても話し合う時間を設けます。運筆や生活巧緻性課題は毎日行い、正しく素早く課題をクリアできるようにします。凝念も行い授業にメリハリをつけ、注意力と集中力を高めていきます。
    ※集団活動・運動は行いませんので、行動観察実践講座、運動集中講座の受講をお勧めします。
    合格のために必要な講座
  • 光塩女子学院初等科

    入試の傾向と求められる能力
     ペーパーテストの難易度が下がってきた中、しっかり得点出来る対策が必須になりました。点差がつく言語課題・空間認知課題については豊かな語彙力と高い観察力が必要です。一斉授業についてこられるだけの指示理解力と行動力があるか、約束を守ってお友だちと関われるか、よい生活習慣・学習習慣が身についているかが重視されています。

    「言葉つなぎ(2018)」

    名前の2番目の音を使って、しりとりのように言葉をつなぎます。左上の(れい)を見てください。「ラクダ」の2番目の音は「ク」なので、つながるものは「ク」ではじまります。下の「ツバメ」は「ツ」ではじまっているので、真ん中のに入るものは「ク」ではじまって、2番目の音は「ツ」です。下の絵の中の「くつした」が並ぶとつながるので、靴下にほしがついています。
    • では、他の印のお部屋にはどんな言葉が入るでしょうか。同じように下の絵から選んで、それぞれ印をつけてください。
    以前のものとレイアウトは似ていても違う発問があります。この問題は2番目の音を使った言葉つなぎですが、2022年度は同じようなレイアウトで下の絵からしりとりをする問題でした。すべての活動において、自分がすることなのだという意識をもって正しく指示を聞き、落ち着いて行動することが大切です。
    志望校別講座で取り組む課題
    実際の入試形式に慣れるため、ペーパーは全てテスト形式で行います。これまで出題された中でも難しい課題に挑戦しますが、つまずきやすい課題、特に必須の「四方からの観察」については、具体物学習も含め繰り返し経験します。毎日、集団の中での発表課題(面接練習)を行い、言語表現力向上と所作振る舞いの確認をします。集団活動は相談を含むものが中心です。目的に向かって協力・調和ができることを目指します。
    ※本講座の受講者には、過去3年間の出題内容に絞ってトレーニングする「入試直前そっくり授業(1),(2)」の要項をお渡しします(実施は8月下旬予定)。光塩幼稚園生優先ですが、一般の方もご参加いただけます。
    合格のために必要な講座
  • 早稲田実業学校初等部

    入試の傾向と求められる能力
     ペーパーテストは、話の内容理解と他1問ですが、日程によって内容が異なるため、対策は広範囲に及びます。難易度の高い応用課題の対策も必要です。年相応の自立心・豊かな感性・コミュニケーション能力を、少人数の考査の中で丁寧に判定されます。

    「折った形(2020)」

    • 表が黒、裏が白の細長い紙を何回か折った絵が並んでいます。この中で2回折ってできるものはどれですか。2つ探してまるをつけてください。
    • 表が黒、裏が白の折り紙を中が黒になるように折りました。この中で間違っているものを3つ探してまるをつけてください。
    この問題は図を見てどう折ってあるのか判断する力が必要です。折り紙の教本を見て折ることに親しんでいる子は考えやすかったことでしょう。他にも座席の理解・数のやり取り・左右の靴の弁別・結び目の数や軌跡など、遊びや生活の中で目にしているものを問題に落とし込んでいるのが特徴です。そのため基本問題とは言い回しが異なる問いもあり、日頃から大人と会話をし、その内容を理解しているかも合格のポイントになります。
    志望校別講座で取り組む課題
    ペーパーは問題数が少ない分、1点の減点が大きく響いてしまいます。正解率を上げていけるよう、5日間を通して基礎から応用まで徐々にレベルを上げながらペーパー課題に取り組みます。その他、運動・巧緻性課題・絵画・行動観察をピックアップして行い、お子さまがどこでつまずいているのかをチェックします。ご家庭でどのように取り組めば良いのかを具体的にアドバイスし、考査までの効果的な対策につなげていきます。
    ※集団活動や運動・制作課題は、より多くの実践経験を積んでこそ、本番の自信に繋げていくことができます。行動観察実践講座、運動集中講座、指示制作講座の受講をお勧めします。
    合格のために必要な講座
  • 桐朋小学校・桐朋学園小学校

    入試の傾向と求められる能力
     両校ともペーパーテストはありませんが、指示を正しく聞き取り理解する高い学力が求められます。加えて自分の経験から思考し、言葉や行動で表す表現・実行力が必要です。光る感性を持ち、はつらつとしつつも場に応じた行動ができることが大切です。

    桐朋小学校「状況判断(2021)」

    (絵を見ながら)「トランポリンで遊ぼうと子どもが並んでいます。先生が『もう時間なので、あと2人でおしまいですよ』と言うと、3番目の子が泣き出しました。あなたが2番目の子だったらどうしますか?」

    桐朋学園小学校「重ね図形(2022)」

    丸い枠と枠の中に入る形の違う色カード4枚、穴の開いた銀色の丸カードがある。
    • 銀紙を最後に乗せたときに指示通りに穴から色が見えるように、4枚の色カードを枠に入れる。4問あり。
    指示表:それぞれの穴から、横にある色が見えないようにしましょう。
    志望校別講座で取り組む課題
    試行錯誤課題と制作課題、個別課題に取り組みます。指示理解力向上と併願校対策を兼ねて、桐朋小学校の個別課題で出題された内容をペーパー化した課題も毎日用意しています。試行錯誤課題はこれまで出題された課題の類題に挑戦します。制作課題は指示制作部分と自由制作部分があるものを行い、指示通りに丁寧に行う力と発想豊かに創作する力を養っていきます。個別課題は、相手に伝わるように話す・詳しく話すことを目標に、お話づくりや状況判断の課題を行います。お子さまらしさが光る言動や表現が伸びやかにできるように、そして、楽しくてもけじめある行動がとれるように指導していきます。
    ※授業では簡単な集団活動・運動を行いますが、より相談や協力の経験を積むために行動観察実践講座の受講をお勧めいたします。 ※桐朋学園小学校志望の方は、「桐朋学園 試行錯誤特訓講座」からの連続受講をお勧めいたします。
    合格のために必要な講座
  • 学習院初等科

    入試の傾向と求められる能力
     個別テスト形式で行われる学力考査の問題は一見すると易しく映りがちですが、問題を分析してみると、その出題内容から、話を聞き取り正しく読み取る力、主体的に物事に取り組む力、正しく表現する言語力、そして論理的に物事について考える力が求められていることが見えてきます。

    「パズル・発表・口頭試問(2020)」

    ※実際の虫かごが用意されている。
    • この写真を組み合わせて虫かごを作るとき、使わないのはどれですか。指をさしてください。
    • これはどんな虫かごですか。お話ししてください。
    • あなたなら、この虫かごで何を育てたいですか。この絵の中から選んでお話ししてください。
    志望校別講座で取り組む課題
    位置表象四方からの観察 / 方眼上の位置の記憶 / 位置の移動
    図形パズル / 触索 / 同図形発見 / 異図形発見
    言語お話づくり / 問題解決 / 物の説明 / 話の内容理解
    推理ことばによる関係推理 / 観覧車
    その他記憶 / 理科的常識 / 社会常識 / 巧緻性課題 / 運動課題 / 指示行動
    これらの課題は、すべて具体物を使って一人ひとり操作させ言語化させることによって、学習院初等科が求めている力の向上を図ります。

募集要項

  • 対象

    年長児(2018年4月2日~2019年4月1日生まれ)

  • 場所

  • 授業回数

    5回(5日間連続)

  • クラス/日程
    恵比寿本校
    クラス日程時間講座番号
    雙葉小学校
    (※1)
    Aクール7月15日(月・祝)~19日(金)15:00~16:3007
    Cクール7月29日(月)~8月2日(金)14:30~16:0032
    聖心女子学院初等科
    (※1)
    Bクール7月22日(月)~26日(金)14:30~16:0017
    Dクール8月5日(月)~9日(金)10:00~11:3045
    東京女学館小学校
    (※1)
    Bクール7月22日(月)~26日(金)14:30~16:0018
    Dクール8月5日(月)~9日(金)10:00~11:3046
    白百合学園小学校Bクール7月22日(月)~26日(金)14:30~16:0019
    日本女子大学附属
    豊明小学校
    Cクール7月29日(月)~8月2日(金)14:30~16:0034
    東京農業大学稲花小学校Cクール7月29日(月)~8月2日(金)14:30~16:0033
    東洋英和女学院小学部Dクール8月5日(月)~9日(金)14:30~16:0050
    立教女学院小学校Eクール8月12日(月・休)~16日(金)14:30~16:0065
    暁星小学校
    (※2)
    Dクール8月5日(月)~9日(金)14:30~16:0051
    ペーパー対策Aクール7月15日(月・祝)~19日(金)15:00~16:3008
    個別テスト対策Eクール8月12日(月・休)~16日(金))14:30~16:0066
    吉祥寺校
    クラス日程時間講座番号
    光塩女子学院初等科
    (※3)
    Bクール7月22日(月)~26日(金)9:30~11:0026
    立教女学院小学校Cクール7月29日(月)~8月2日(金)9:30~11:0039
    成蹊小学校
    (※4)
    Cクール7月29日(月)~8月2日(金)15:30~17:0042
    早稲田実業学校初等部Eクール8月12日(月・休)~16日(金)13:30~15:0068
    桐朋小学校・
    桐朋学園小学校
    (※5)
    Fクール8月19日(月)~23日(金)11:00~12:3072
    大森校
    クラス日程時間講座番号
    学習院初等科Cクール7月29日(月)~8月2日(金)15:00~16:3043
    (※1)「聖心女子学院初等科」「雙葉小学校」「東京女学館小学校」では、学習のみを行います。「行動観察対策講座」と併せて受講してください。 (※2)男子を対象としたクラスです。 (※3)光塩女子学院初等科クラスを受講された光塩幼稚園在籍者を対象に、過去3年分の課題に絞った「入試直前そっくり授業(1),(2)」を8月末に行う予定です。講座最終日に、担当教師よりご案内いたします。入試直前そっくり授業のみを受講することはできませんのでご了承ください。 (※4)吉祥寺校の「運動集中講座」から続けて受講される方は、そのままお預かりいたします。 (※5)吉祥寺校の「桐朋学園 試行錯誤特訓講座」から続けて受講される方は、そのままお預かりいたします。
  • 定員

    各クラス12名(光塩:10名/桐朋・桐朋学園:8名)


PAGE TOP