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事物に働きかけ、考える力を育てる「KUNOメソッド」
学習の内容 - 6つの学習領域 -

 こぐま会が理念のひとつとして掲げる「教科前基礎教育」の中身は、大きく6つの領域「未測量・位置表象・数・図形・言語・生活 他」に分けられます。小学校で例えるなら、「教科」として区分けされる学習のカテゴリーです。この6領域を学習単元ごとに更に細分化し、系統的に学習を積み上げていけるようカリキュラムを構成しています。これらすべての学習内容は、小学校入試における合格をゴールとして定めているわけではなく、小学校以降の教科学習を支える学力の基礎づくりのために欠かせない、大変意味のあるものです。しかし幼児の場合、例えば「数」の学習といっても、そこに教科書があるわけではなく、小学1年生と同じ方法で指導するわけにもいきません。こぐま会では、これら各領域の考え方を年少から年長にわたって徐々に身につけていくことができるよう、それぞれ1年単位の独自のカリキュラム(※)にまとめています。 (※)実際には小学校の入学試験が10月から12月にかけて行われるため、こぐま会では各年齢とも11月から翌年の10月までを1区切りとし、受験終了後の年長の1月から3月までを就学準備の期間としています。

「未測量」
- 量を土台にして数概念を学びます -

 大きさ・多さ・長さ・重さそれぞれを比較する方法や、量の相対化(比較する対象を意識し、関係の中でとらえること)、量の系列化(ものの順番を表すための順序数の考え方)を学びます。

「位置表象」
- 視点を変えてものを見る目を育てます -

 上下・前後・左右といった基本となるものの位置関係を正確に捉え、表現できるようにします。そして、自分とは異なる場所・方向からの見え方を「地図上の移動」「四方からの観察」で学習し、他者の観点からも同じことができるようにします。

「数」
- 四則演算の基礎を身につけます -

 「ものを正しく数える」ことから始め、「同数発見」「数の構成」につなげていきます。また、数の比較である「求差」や、生活の中で子どもたちが自然におこなっている「等分」「分離量」などを生活場面に即して身につけます。

「図形」
- 図形感覚(平面・立体)を高めます -

 平面・立体、それぞれの基本的な図形の特徴を捉えることから始め、形の見くらべ、正確に描き表す練習、構成・分割などを通して、イメージする力をつけていきます。

「言語」
- 聞く力・話す力を養います -

 「読む・書く」の前提として「聞く・話す」力は重要です。人の話や絵本・紙芝居を正確に聞きとる力を身につけるとともに、日常の生活体験に根ざしたお話づくりを行います。また、同頭音・同尾音、しりとり、反対言葉など、言葉遊びを通して日本語学習の基礎を身につけます。

「生活 他」
- 認識能力を育てます -

 生活の中における物の属性や、物と物との関係性を把握し、ものごとの理解を多面的に深めていくことが、すべての学習の土台になります。入学後の「生活科」につながる、理科的常識や社会的常識を中心に学習します。

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