週刊こぐま通信
「室長のコラム」全国一斉 幼児発達診断テストを実施します
第811号 2022年4月29日(金)
こぐま会代表 久野 泰可
こぐま会代表 久野 泰可

こぐま会では、幼児期の教育を教科前基礎教育ととらえ、事物教育と対話教育を教室で実践してきました。それを踏まえて完成させたのが「KUNOメソッド」です。日々の教育活動で使用している手づくりの教具や教材を「こぐまオリジナル教材」として商品化し、全国の皆さまにお使いいただいています。特に日常授業の進度に合わせた「ひとりでとっくん365日」シリーズは毎年計約20,000部を売り上げ、こぐまオリジナル教材のベストセラーになっています。この教材が多くの皆さまに支持されている理由は、教室の授業から生まれ、実践の裏付けがあるということだと思います。小学校受験の教科書的役割を果たすだけでなく、受験をされないご家庭でも幼児期の教育の学習素材としてお使いいただいています。
さて、通信教育の試みの一つとして2013年から開発が始まったアプリ教材「ひとりでがんばりマスター!」ですが、2017年に商品化され販売が始まっています。受験生の皆さまに、「聞く力」の育成と「時間の短縮」のために活用していただいています。このアプリには「忍者ふでまる」というキャラクターが登場しますが、今回このキャラクターを使ったオンラインの全国幼児発達診断テスト「ふでまる道場」 を実施することになりました。このテストは、5歳になった動物たちが忍術を身につけるために、先生である「ふでまる」から出された課題に取り組むというストーリーになっています。年長児の皆さまに小学校への学習のつなぎとして、どこまで理解できているかをチェックする機会を提供したいと考えています。小学校入試のための模擬テストではなく、あくまで遊びや生活の中で培った「考える力」を見るためのテストとして工夫したものです。その内容は小学校の教科学習に連動していますので、現時点で何ができていて何が足りないのか、その把握に役立てていただければと思います。今年は年3回実施する予定で、第1回目は5月15日(日)です。毎回20問を用意しますが、今回は以下の内容で構成しています。
- 大きさの系列化
- 方眼を使った位置の対応
- 方眼を使った5の構成
- 同数発見
- 竹ひごを使った形の構成
- 図形構成
- 一音一文字
- しりとり
- 分類(用途)
- 分類(仲間はずれ)
- 重さくらべ(シーソー)
- 三者関係の理解
- 右手・左手
- 交差点の曲がり方
- 数の比較(一対一対応)
- 数の多少
- つみ木の移動
- 時系列
- 鏡映像
- 理科的常識(切断面)
テストは、5月15日(日)9時~17時のご都合のよい時間にお受けいただきます。スマートフォン、タブレット、PCでアクセスしていただいた専用Webサイトから流れる問題文を聞きながら、お子さまには手書きで解答用紙に記入していただき、保護者さまには、採点サイトにお子さまの解答を入力していただきます。後日、専用Webサイトのマイページ上で、採点結果とアドバイスをご確認いただきます。お知らせする診断結果の内容は以下のとおりです。
- 総合得点
- 領域別得点
- 問題別得点
- 総合順位
- 年齢別順位
- 男女別順位
- 総合平均点
- 年齢別平均点
- 領域別平均点
- 総合アドバイス
- 領域別アドバイス
- オンライン 全国幼児発達診断テスト「ふでまる道場」のご案内
-
詳細・お申し込みについては、「ふでまる道場」ホームページ(https://fudemaru.jp/)をご覧ください。
■ 実施日時:5月15日(日) 9:00~17:00
■ 受付締切:5月12日
■ 費用:無料
※お申し込み後、解答用紙を郵送させていただきます。
※テスト終了後には、ごほうび教材をプレゼント!
- 重版決定!! こぐま会代表 久野泰可 著「子どもが賢くなる75の方法」(幻冬舎)
読み・書き・計算はまだ早い!
家庭でできる教育法を一挙公開
子どもを机に向かわせる前に実際の物に触れ、考えることで差がつく。- 食事の支度を手伝いながら「数」を学ぶ
- 飲みかけのジュースから「量」を学ぶ
- 折り紙で遊びながら「図形」を学ぶ
- 読み聞かせや対話から「言語」を学ぶ