世界の子どもたちに「KUNOメソッド」の学びを
国内・海外からの実践報告- 第2回 2025.04.23 「幼児教育と子どもたちの未来」―ジンバブエ特別編―(寄稿:石川晋太郎氏)
- 第1回 2025.04.16 「社会と教育の負の連鎖」―ジンバブエ特別編―(寄稿:石川晋太郎氏)
こぐま会では、日本国内のみならず海外にもKUNOメソッドを提供しています。2025年4月現在、トルコ・シンガポール・ベトナム・タイ・ジャカルタの現地校および在住の日本人向けに、幼稚園のアフタースクールや幼児教室で実践しています。 日本とは言語も文化も違う国で、KUNOメソッドがどこまで通用し、保護者に支持されるか、これまで15年ほどかけて様子を見てきました。政治的な影響などを受けて現在は行っていませんが、以前は中国・韓国・インド・バングラデシュでも実践活動を行ってきました。どの国においてもKUNOメソッドは多くの教育関係者に支持され、文化的な背景が違っても、このメソッドは普遍性があると自信を持っています。定期的な更新とはなりませんが、それぞれの国で教鞭をとる方々から実践の様子を報告していただき、ホームページ上に公開していきますので、ぜひお読みください。また、いずれは国内の提携教育機関からも、実践報告を寄せていただくつもりです。
第1回~第3回は、シンガポールでKUNOメソッドを実践している学習塾KOMABAの塾長石川さんより、ジンバブエの幼稚園で行った「三角パズル」の授業の様子をお伝えいただきます。教え込みの教育が当たり前の国で、子どもたちが自分で考え、答えを見つけ出す授業にどう取り組んでくれたかとても参考になります。子どもたちが答えを見つけ出す前に教師が教えてしまうという現実に石川さんも戸惑いながら、反省会の席で、答えを教えこまないKUNOメソッドの指導法を教育関係者にお伝えいただけたようです。ジンバブエの子どもたちが、三角パズルに積極的に取り組む姿をぜひご覧ください。
こぐま会代表 久野泰可