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週刊こぐま通信
「代表のコラム」

幼児教育セミナーで、多くの皆さまにKUNOメソッドをお伝えしました

第948号 2026年6月16日(火)
こぐま会代表  久野 泰可
 5月の連休から6月までに、幼児教育セミナーをいくつか行いました。
・5月6日 GW講習会 SAPIX×こぐま会企画「将来の学びにつなげる受験対策」
会場:こぐま会
・5月17日 「広大附属小入試の最新分析と来年度対策」
会場:大木スクール(広島市)※広大附属小向けの模擬テストに合わせて実施
・5月31日 「最新入試の難問解決 考える力を育てる3段階学習法」
会場:こぐま会
・6月1日 教育セミナー「幼児期に育てたい考える力~Trial and error の大切さ」
会場:みのり幼稚園(東京都練馬区)
「大木スクール」でのセミナーには65名、「みのり幼稚園」でのセミナーには平日の午前中にもかかわらず60名ほどの保護者の皆さまにお集まりいただきました。
こぐま会で行った2つのセミナーと大木スクールのセミナーは、受験がらみの話が中心になりましたが、みのり幼稚園では、受験とは直接関係のない「幼児期の基礎教育」の在り方についてお話ししました。当日のレジュメは次のようなもので、将来の学びの基礎をつくるKUNOメソッドの教育内容と教育方法について説明いたしました。
  1. 今なぜ幼児教育に注目が集まるのか
    A)
    ジェームス・J・ヘックマンの提言
    B)
    1970年代以降の第2次幼児教育ブーム
    C)
    文部科学省「幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会
  2. 幼児教育をめぐる改革の現状
    中央教育審議会 小学校へのつなぎを考える「架け橋委員会」の議論
  3. 何を教育課題とすべきか
    遠山啓氏の主張
  4. 幼児期の教育はどうあるべきか
    こぐま会が実践するKUNOメソッドの内容と方法
  5. 「考える力」はどう育てるか
    なぜ物事に働きかける経験が必要か
  6. 生活や学びを通して「考える力」を育てる
  7. 入試問題を解いてみよう ―入試で何が求められているのか
  8. 小学校受験の光と影 ―受験対策はどうあるべきか
    A)
    小学校受験の現状
    B)
    受験業界にはびこる「タイパ・コスパ」
    C)
    受験向けの特別な学習法はない 基礎教育を充実させその延長で受験を考える
    D)
    「合格」を目指すが「合格」はゴールではない
    E)
    間違った受験指導で、子ども自ら学ぶ意欲の芽を摘み取ってしまうだけでなく、間違った受験対策は、子どもの他者とのかかわり方や親の考え方までも変えてしまう。
  9. 子育てを通して親も成長する
    A)
    子どもの今を本当に理解していますか
    B)
    子育ての外注化はやめる
    C)
    話す力を伸ばす
    D)
    タブレット端末使用の功罪
広島の大木スクールでも、広大附属小の入試問題の分析を踏まえ、合格に向けた対策をどのようにしたらよいのか、といった話の中で、日常授業で行うKUNOメソッドの教育内容と教育方法をお伝えしました。受験を志す多くの保護者の皆さまは、「ペーパー主義の学習ではこれからの受験に対応できない」という私の話をお聞きになって、驚かれたのではないかと思います。なぜなら、私たちの指導法である3段階学習法、つまり「体を使い―手を使い―頭を使い」という流れの中では、ペーパー学習は最後の課題だからです。体を使い、手を使って行う試行錯誤の経験」を豊富に持つことが大事だということを知っていただき、これまでの過去問トレーニング中心の学習では「考える力」は育たないということを理解していただいたのではないかと思います。セミナー終了後に頂いたアンケートの中にも、そうした感想を書かれた方が大勢いらっしゃいました。

紙ベースでの勉強しかしていなかったので実際にモノを使ってやってみることが重要と知ってよかったです。
過去問が女子の方が難しい。具体物を使うことの大切さ。
考える力を育てるために身体を使い、手を使い学ぶことの重要性の大切さを再認識しました。 自分の言葉で話すことが幼児期から大切ということを今日のおはなしでも言われていたので、毎週の授業の中やおうちでも話す機会を設けていければと思いました。
子供が間違えたとき、それがなぜなのかを子ども自身に説明させることによって気づくと言うおはなし。親が子供と向き合う際に参考にさせていただこうと思いました。
大人の受験勉強の考え方と子供の思考過程が違うということをはっきりと認識させてもらいました。子供との取り組み方を少し変えようと思いました。
入試に左右されない幼児教育の大切さが印象に残りました。時間がない中でプリントの枚数・回数を意識してしまっていました。ワンオペで仕事しながら向き合いベースをつくるために深くやっていくのはなかなか難しいですが改めて意識しようと思いました。
ペーパーを多くこなすのではなく深く理解することが大切、逆思考の考え方がいい勉強になる、将来の学びの基礎となる幼児教育には時間がかかる、学びは楽しくないといけない、本日伺った内容にハッと気づかされることが多くありました。
5歳までの幼児教育がいかに大切かということ。受験においてペーパーの数をこなすだけでなく、いかに深く理解することが大切かということ。
幼児教育は受験のためだけではないという先生の言葉が印象的でした。こちらに通い始めて子供の可能性に驚かされることが多くなりました。勉強以外でもこちらでの学びが活かされており(サッカー、絵を描く、生活)、受験の結果以上に通わせていただけることに感謝しております。
分からなかった時に戻る場所を用意しておくと先生が言われたとき確かにそうだと思いました。またどこで躓いたのかどこまで正しい考えだったのかが分からないと対策がとれないと改めて思いました。
こぐま会でいかに子ども自身の手先や身体を使って学びを体験させることを大切にしていらっしゃるかが伝わりました。自分で体験し失敗(間違え)しながらどの考えで正確にたどり着いたのか、その考えで間違えたのかを理解することが深い学びにつながっていくのかと思います。小学校受験をゴールとせず子供が深く学び、それを将来の力にすることを意識しながらやっていこうと思いました。
今、カリキュラムテストに向けては点が取れるが、模試になると振るわない状態です。今回のお話の中でペーパーをこなすだけでは×、深く学んでいかないとしっかり理解していない、自分で問題を作ってもらったり逆の問題を出したりしようとのこと感銘を受けて、やってみようと思いました。
未来に通ずる学びの主体性を身につけるという原点を改めて振り返ることが出来ました。日々の中に学びの種があることに気づき、ワークや事物教育の時間以外でも学ぶ、知る楽しさを感じられるような声掛けをしていること。
みのり幼稚園の教育セミナーにお集まりいただいた方の中には、もちろん小学校受験を目指す方もいらっしゃったと思いますが、受験の有無に関係なく、幼児期の基礎教育をしっかり行わないと、教え込みのペーパートレーニングでは考える力は身につかないということはご理解いただけたと思います。そして何より、小学校受験の合格がゴールではないこと、次の教科学習のスタートであること、これから長く続く学びのスタートである幼児期の学習を単に知識を身につけるだけでなく、学ぶ主体性を育てるものにしないといけないということを私は強く訴えました。
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