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週刊こぐま通信
「室長のコラム」

学校別入試分析セミナーが始まります

第88号 2007/01/12(Fri)
こぐま会代表  久野 泰可

 こぐま会では、昨年12月7日に紀伊国屋サザンシアターにおいて開催した「2007年度私立小学校入試分析セミナー」に引き続き、1月下旬から3月上旬までの間に、学校別の入試分析セミナーを開きます。会員の皆さまを対象としたセミナーを行った後、外部生の皆さま向けのセミナーも準備していますので、ぜひご参加ください。

 現在、試験を実施する学校側から試験に関する情報は一切公開されていません。4月以降各学校で行われる学校説明会でも、ほとんど入試に関する情報は出されていません。情報公開が進んでいる今の世の中で、一切の情報が閉ざされているのは、異常としか言いようがありません。中学校入試でも高校入試でも試験問題の公表は必ずあるのに、なぜ小学校入試にはないのでしょうか。合否判定の基準はともかく、実際に出された問題を公表するくらいできるはずなのに、それすらも行われていません。この情報未公開が、受験のための準備教育においてさまざまな問題を引き起こしているのです。

 正確な情報が閉ざされているところから、噂話が蔓延し、時には業者側の思惑で情報操作が行われ、その結果保護者や子どもたちに正しい情報が伝わらず、間違った受験対策が行われる結果になってしまいます。その具体的な例としては、必要以上に難しい学習課題を課したり、たくさんのトレーニングをやらなければ合格できないということを煽ったり、出されるはずもない難しい問題を模擬試験として出題し、できなかった子どもに、塾の入会を勧誘したり・・・とさまざまです。

 正確な情報を持って、正しい判断をしていただきたいという想いから、こぐま会ではこれまでさまざまな活動を行ってきました。
  1. 私立小学校入試分析セミナー(毎年12月開催)
  2. 学校別入試分析セミナー(1月~3月)
  3. 女子校合格フェア(4月)
  4. 「過去23年間学校別入試問題分析本」の発売
  5. 2ヶ月に一度の割で行う「書店会員セミナー」
  6. 父親セミナー(年6回)
 こうした活動を通して、入試に関する正しい情報を伝え、正確な情報に基づいた正しい学校選び、正しい家庭学習の実施をお願いしてきました。
 正確な情報を身につければ、無理な学習を押し付けなくても、子どもの成長を踏まえた「まともな幼児教育」で、どの学校にも合格していけます。噂話で右往左往してしまうと、結果的に子どもに影響が及びます。落ち着いた学習環境を作るうえでも、正確な情報を身につけることをお願いします。そのために、1月下旬から「学校別入試分析セミナー」を開催いたしますので、第1志望校についてはぜひご参加ください。

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