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週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

常識23 社会的常識7 標識の理解

2008/04/11(Fri)
 今回は、日常生活の中でよく目にする「標識」について考えていきましょう。
「ひとりでとっくん91 常識2」 の中に次のような問題があります。

 次のマークは何のマークでしょう。お話ししてください。わからなければお母さんに聞いてください。 (正解) 左のマーク トイレ、右のマーク 非常口

 こうした標識は、駅の構内やショッピングモールなどでよく目にします。しかし、改めてそれぞれどんな意味があるのか聞かれると、なかなか答えられないのではないでしょうか。左のマークはトイレです。男性と女性の区別をきちんとつけてください。右のマークは非常口です。非常口といっても子どもには何のことかよくわかりません。ご家庭で、しっかりその意味をお子さんに伝えておいてください。幼児の場合、保護者の方が常に一緒にいますから、外出時に子ども一人で火事や地震などの災害に遭遇することはほとんどないと思います。しかし、小学生になって、学校に通うようになったとき、いつどこで災害に遭うかわかりません。また、お母さんやお父さんが一緒のときでも、ばらばらになる場合があるかもしれません。そうしたときにこのマークを知っていれば、安全に逃げることもできます。「標識」は、社会生活で必要なものを言葉を使わずに絵で表したものです。ですから、それぞれの「標識」の意味を知っておかなければなりません。これ以外にも、子どもに関係のあるものとしては、横断歩道、横断禁止など交通ルールに関するものもいろいろあります。町で見かけたら、その意味について子どもと話し合っておいてください。 標識には、こうした日常生活に密着したもののほかに、弱者に対する配慮を表したものもあります。「ひとりでとっくん91 常識2」の中に次のような問題があります。

 次のマークは何のマークでしょう。お話ししてください。わからなければお母さんに聞いてください。 (正解)
左のマーク シルバーシート、 右のマーク 優先席

 お年寄りや赤ちゃんを抱いている人、おなかに赤ちゃんがいる人や怪我をしている人は、社会的に弱い立場にいる人たちです。こうした人たちに対する思いやりを幼児のうちから持つことは、非常に大切なことです。自分のことを後回しにしても、人のために何かをする気持ち、自分中心ではなく相手の立場に立って考え行動できる人になることが大切だと思います。マナーの悪い人や自分勝手なことをする人を見かけても、そうした人たちをただ批判するのではなく、もし自分だったらどうするかを考えさせて、行動させるとよいでしょう。

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