ページ内を移動するためのリンクです
MENU
ここから本文です
週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

常識8 理科的常識8 花と葉っぱ

2007/12/14(Fri)
 今回は花と葉の対応について考えていきたいと思います。
「ひとりでとっくん54 理科的常識1」の中に次のような問題があります。

 どの花の葉っぱですか。それぞれ花と葉っぱを線結びしてください。
(正解)
上段左から 一番右、右から2番目、一番左、左から2番目と線結び

最近の入試では、季節についての問題がよく出題されています。なかでも「行事」と「花」についてが多く。このうち「花」についての理解は、なかなか難しいものがあります。それは、今は花屋さんに行けば、季節に関係なく、一年中いろいろな花があるからです。ですから季節の花を理解していくには、こうした温室で育てられた花ではなく、戸外に咲いているその季節の花を中心に考えていくといいと思います。季節についての理解は、また別の項目でお話しします。

今回ここに出した花は、上段左からチューリップ、ヒマワリ、タンポポ、コスモスです。チューリップとタンポポは春、ヒマワリは夏、コスモスは秋の花で、それぞれの季節を代表する花と言っていいでしょう。これらの花は戸外でもよく見かけますから、花と葉っぱとの関係は理解しやすいのではないでしょうか。また、それぞれ特徴のある葉っぱの形をしていますから、その点においてもとらえやすいと思います。

しかし、こうした花も普段からただ何気なく眺めているだけでは、うまく対応できません。「どんな花なのだろう」、「どんな葉っぱの形なのだろう」と常に好奇心を持って物を観察してください。道端に咲いていても、あまり興味なく通り過ぎているのでは、こうした問題はできません。小さい発見にも感心するような心も大切だと思います。そのためには、お母さんやお父さんが率先して、身の回りにある自然に目を向けて、色々なものを見つけてそれについて子どもの目を向けさせる努力が必要になってくると思います。

PAGE TOP