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週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

その6 位置表象の基礎 位置の対応

2005/06/30(Thu)
 位置表象は、左右関係がポイントになるというお話しは、前回いたしましたが、左右関係と並んで大切な物が「方眼関係」です。これは、上下関係と左右関係を統合したものです。将来小学校の算数では、縦軸と横軸を総合したグラフの読み方、考え方につながっていきます。「方眼関係」は、図1のように方眼上のひとつの場所(クマのいる場所)を「下から~番目の右から~番目」のように表していくこと。支持された方眼上のひとつの場所に指示された形を書くことが課題になりますが、そこに行く以前に方眼関係になれるために、図2のような方眼を用いた位置の対応を行います。
(図1)
(図2)

 位置の対応は、初めはこぐまオリジナル教材の「ドーナツ模様作りセット」を使って、ドーナツおはじきを見本と同じ模様に置くことから行って下さい。これについては、「ドーナツ模様作り見本帳」が発売されていますから、それを使って下さい。年長クラスの方はこれでは簡単ですから、見本を記憶して行うなどの工夫をして下さい。

具体物を使った「位置の対応」のあとは、「ひとりでとっくん 4 位置の対応」 を使って下さい。これは、方眼上に描かれた、×などの図形を別の方眼の同じ場所に描いていく課題です。方眼の数によって難易度が変わってきますから、初めは4×4位から始めて、だんだん数を増やしていって下さい。さらに、難易度を増すためには、見本を記憶して行うとよいと思います。また、入試レベルの問題としては、を×、×をに置き換えて描くという課題もあります。いろいろと工夫して行って下さい。

この位置の対応は、この後以下のような方眼を使った図形(図3)、方眼を使った対称(図4)に発展していきます。これについては、「ひとりでとっくん 57 方眼を使って」 、「ひとりでとっくん 39 線対称」 に詳しい問題が載っていますので、是非ご利用下さい。

(図3)

(図4)

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