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週刊こぐま通信
「学習相談Q&A」

【質問68】

2007年10月12日 回答
受験生の皆さまの学習相談に、こぐま会室長がお応えします。

 入試における常識問題として、何をもう一度点検しておけばよいでしょうか。

 小学校入試における「常識問題」では、生活の中で当然身についていると思われるものをいろいろ形を変えて問いかけてきます。大きく「理科的常識問題」と「社会的常識問題」とに分けられますが、今は「生活科」として統合されている低学年の「社会科」や「理科」で扱っているものが、実際の入試問題として出されていると考えれば整理できると思います。

遊びや生活経験が土台になっていますから、そうしたことを前提に、教材を使って整理してあげれば十分だと思いますが、最近の問題傾向を見ていくと単なる知識では解けない、つまり自ら経験していないとわからない問題も増えてきています。図鑑やカードで教え込む前に、実際に見たり触れたりする経験を心がけてください。もう入試まで時間はあまりありませんが、それでも実際の経験が意味を持ちますので、時間の許す限り経験させてください。どんな課題がよく出されているか、整理してみましょう

理科的常識問題
 (1)季節に関する花・野菜・果物など
 (2)ものの浮き沈み
 (3)鏡映像
 (4)影のでき方
 (5)引っ張る力と速度の関係

社会的常識問題
 (1)季節の行事
 (2)ごみの分別
 (3)交通標識・社会のルールに関する標識
 (4)弱者に対するいたわり

その他
 (1)ものの数え方(数詞)
 (2)色水の混合
 (3)昔話

社会全体として、環境問題や弱者に対するいたわりなどが話題になっていますので、それに関する問題が出される可能性が十分あります。一度話し合っておいてください。

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