週刊こぐま通信
「何をどう学習したらよいのか」【質問19】
2008年03月21日 回答
受験生の皆さまの学習相談に、こぐま会室長がお応えします。手先の巧緻性に関する問題が、最近の入試で増えていると聞きます。どんな内容を練習しておけば良いのでしょうか。

入試問題を見てみると、ありとあらゆる「手を使った行為」が問われているといっても過言ではありません。中でも、はさみ・はし・ひもの「3H]が典型的な課題で、これらはしっかり練習しておく必要があります。特に「紐」に関する課題が、難しく良く出されています。
紐に関して、どんな入試問題があるのか、列挙してみましょう。
- 絵を丸めてシールでとめ、リボンで蝶結びをする
- 箱の上に紐を渡し、箱ごと裏返す。紐の端を一度こま結びし、さらに蝶結びする
- いろいろな形のビーズをお手本と同じになるように、できるだけ早く紐通しをする
- 洗濯機の太いホースに、いろいろな具体物を工夫して通す
- 30センチ位の紐を渡され、まず真ん中に結び目を作る。その両端をリボン結びにする
- 紐に指示されたとおりにビーズを通し、両端を蝶結びで結ぶ
- クーピー5本をタコ糸で結び、長い棒にぶら下げる

箸の場合の難しさは、何をつまませるかによって決まります。小さいもの、丸いもの、ある程度の重さがあるものなどが、難しさを増す観点だと思います。またはさみは、正確さとスピード性が求められる課題ですので、繰り返しの練習が必要です。