週刊こぐま通信
「室長のコラム」小学校受験にとって父親の役割とは何か
第470号 2015/2/6(Fri)
こぐま会代表 久野 泰可
こぐま会代表 久野 泰可

1月31日(土)18時30分より、33期生の父親を対象とした「第1回土曜ゼミ」を行いました。7年ほど前から行っている父親のための勉強会ですが、この会の最大の目的は、正しい入試情報をお父さま方にもお伝えすることです。そして、母親任せの受験対策にならないようにしていただきたいということです。実際、最近の入試では、願書や面接で父親の子育て参加に関する質問が増えています。女性の社会進出を応援する意味においても父親の子育て参加は当然ですが、それだけでなく、子どもの成長にとっても父親の果たす役割は大変大きなものがあります。今年も大勢のお申し込みがあり、例年になく盛り上がった勉強会でした。
お父さまのための土曜ゼミ
- 小学校受験を正しく理解する -
- 小学校受験を正しく理解する -
- 第1回 「小学校受験 父親としての役割」
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- 「2015年度入試の総括」
- 1. 問題の傾向はどう変化したか
2. 合否判定はどう変化したか
3. こぐま会からの合格者数について - 「今後の学習の進め方」
- 1. 入試問題の傾向
2. これからの入試対策
3. 間違った受験対策にならないように - 「合格体験談」
- 土曜ゼミOB会のお父さまより、父親として受験にどう関わったのかを振り返っていただきます
最初は私の方から、今回の入試結果を踏まえ、「現在の入試はどのように行われているのか」、「受験者減少の中で、子どもたちを受け入れる小学校側はどんな対策をとっているのか」、「これからの入試はどのように変化していくのか」・・・そうした点について1時間ほど話しました。その後、土曜ゼミOBの2人のお父さまに登壇していただき、「小学校受験は我が家にとって何であったのか」「入試対策の中で父親の役割は何であったのか」「何を大切に、入試対策に臨んできたのか」等をお話ししていただきました。この勉強会は延々2時間半にも及びました。その後懇親会が行われ、参加者全員に自己紹介を兼ねて今の心境を語っていただきました。初対面のお父さま方も悩みを共有できたのか、お開きの22時30分まで、お互いに意見交換などをされていました。
懇親会前の勉強会で、受験において父親の果たす役割として次の3つをお伝えしました。
- 正確な情報に基づいた納得のいく学校選択を行うために、学校説明会等には積極的に参加していただきたい
- 情報過多の母親が、その不安からくる「間違った受験対策」に陥らないよう、冷静に見守っていただきたいし、よき理解者・相談相手になっていただきたい
- 父親としての子どもとの関わりを確立していただきたい