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週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

常識14 理科的常識14 機械で動くもの

2008/02/01(Fri)
 理科的常識では、これまで植物や動物について考えてきましたが、今回は、子どもたちが日常接している乗り物や家庭電化製品について、見ていきたいと思います。
「ひとりでとっくん55 理科的常識2」の21ページに次のような問題があります。

 人の力だけで動くものはどれですか。をつけてください。
(正解)
自転車、ボート、三輪車に

 乗り物は、子どもたちが大好きなものです。ここでは、乗り物が動く動力源を考えていくわけですが、詳しく見ていくと動力機関の中にもいろいろな違いがあります。それをきっかけに乗り物について考えていくといいのではないでしょうか。例えば、「汽車だけ何故煙を出して走るのか」などを考えさせる中で、汽車はお湯を沸かした蒸気の力で機械を動かしていることなどの話をすると、そのことに対して興味を持ってくるようになると思います。さらに、蒸気機関車から発展して、電気機関車になり、オートバイ、自動車、トラック、飛行機はエンジンで動いているなどと、考えを発展させていけばいいのではないでしょうか。
 こうした動力源だけでなく、その乗り物がどこを移動するものか、ということについても話題にしてみましょう。大きく空、陸、海と分けて、そこに当てはまる乗り物を考えさせます。また、例えばヘリコプターが空を飛び、地下鉄は地面の下を走るなど、ここにない乗り物についても考えていくと面白いと思います。
 乗り物の問題については、例えば「オートバイトと自転車の似ているところと違うところをお話ししてください」などの質問のように、二つの乗り物の異同については考える問題もよく出題されています。こうした問題を考えていく際のポイントとして、この動力源や動く場所が考えられますので、しっかり話し合っておいてください。
 また、乗り物だけでなく、家庭にあるものについて電気で動くかどうかを考える問題も次のようにあります。
 (「ひとりでとっくん55 理科的常識2」の22ページより)

 電気のコンセントを使うものにをつけてください。
(正解)
掃除機、扇風機、テレビ、アイロンに

 電化製品は、コンセントを入れて使うものと電池を入れて使うものがあります。これについては、ご家庭に実物があると思いますので、ぜひそれを見ながら一つ一つ点検してください。また電気の他に、ガス、灯油を使うものなどいろいろな種類がありますので、その点についても確認を行っておいてください。

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