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週刊こぐま通信
「学習相談Q&A」

【質問62】

2007年9月21日 回答
受験生の皆さまの学習相談に、こぐま会室長がお応えします。

 入試を1ヶ月後に控え、学習が思うようにはかどらず、不安な毎日です。あれもやりたい、これもやらなくては・・・と問題集がたまるばかりで、何から手をつけたらよいのか、混乱しています。これから1ヶ月間、何を使って最後のまとめをしたら良いのか教えてください。

 受験にとっての最大の山場である夏休みを終え、最後のまとめの時期になりました。夏の勉強の成果を試すテストも毎週行われ、子どもたちにも相当のプレッシャーがかかっているように思います。8月後半から9月にかけて大勢の皆さんと面談をしましたが、一番の悩みは、家では理解できているのに、試験になると得点できないという学力に対する不安です。

これは最後までつきまとう問題だと思いますが、周りの大人があせったのでは、良い結果につながるはずはありません。心配のあまり、これまで以上に勉強の時間を増やしたり、難しい問題をこれでもかと取り組んだり、ペーパーの枚数を極端に増やしたりしても、効果は上がりません。それよりも、基本問題を一つもミスなくこなせる力の完成が必要です。聞き取りミスをしたり、時間内に出来なかったり、答えは出ていながら丸をつけるべきところに三角をつけてしまう、といった指示の聞き取りに関する間違えをおこしたり・・・とまだまだ完成させなくてはならない点がたくさんあります。技術的な面も含め、「みんなが得点できるところは確実に点を取る」対策を講じないと、難しい問題は出来るのに基本問題で得点できないという逆転現象が起こります。これを如何に改めるかという点に真剣に取り組まなくてはなりません。

ところで、最大の悩みである学力不安に対する最後の詰めをどうするかという点ですが、入試1ヶ月前の学習は、かなり計画的に行わないといけません。第1志望の学校の試験日を一番良い状態で迎えられるように、逆算した日程で、やるべきものを今から準備しておかないといけません。

これまで学習してきたテキストや受けたテストの結果を調べ、どこが間違えていたのかを領域別に一覧表を作り、それを今の時点でもう一度点検しておく必要があります。その結果苦手なところがわかったら、「ひとりでとっくんシリーズ」の問題集や、最近SHOPこぐまで販売を始めた「パーソナル問題集」を活用して学習してください。会員の皆さんには、日付を打った「毎日トレーニング」が家庭用教材として渡されているはずですから、日付を守って毎日トレーニングしてください。そして、先日のセミナーでお渡ししました、領域別のチェック項目を一つも漏らさず点検してください。

会員ではない方も、「ひとりでとっくん365日テスト」をNo.1から点検用に使っていただくと効果があると思います。新しい問題集をたくさん買いこんで消化不良を起こしてもいけませんので、これまでの学習を振り返る点検ペーパーを使うのが効果的だと思います。

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