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週刊こぐま通信
「学習相談Q&A」

【質問42】

2007年7月6日 回答
受験生の皆さまの学習相談に、こぐま会室長がお応えします。

 今年の秋受験するものですが、この夏休みはどんなことを心がけて学習すれば良いでしょうか。

 受験生にとっては、この夏休みをどう過ごすかによって合否が決まるといっても過言ではありません。しかし、机に向かったペーパートレーニングだけが重要だということではありません。生活のすべてが入試の対象になっている現在の状況を考えると、ぺーパートレーニングだけの入試対策では合格にはつながりません。5~6歳児としてふさわしい問題解決能力を身につけることが大事です。学力はもちろんのこと、集団活動時における人間関係のとり方や表現発表力、また初めて会う人との会話力、最後まであきらめない物事への取り組み方、・・・・・・ペーパー学習だけを入試対策と思い込んでいる方には理解してもらえないかも知れませんが、年齢にふさわしいそうした力が備わっていない子は、いくらペーパーで満点をとっても合格できません。

では、この夏休みを有効に活用するためのポイントをいくつかお伝えしましょう。

  1. これまで積み上げてきた基礎学力を夏休みの間に、もう一度総点検してください。点検の仕方は、同じ問題でも違った角度から質問したり、またどのように考えて答えを出したのかを説明させたりしてください(会員の方は基本学習ボードを活用してください)。

  2. 志望する学校の傾向にあわせたトレーニングをしっかり行ってください。その学校の過去問だけでなく、よく出される単元については、他校の問題にあたることも大事です。

  3. 難問トレーニングは遅くとも9月半ばまでに終了するように、夏休みを活用してください。

  4. 早い時間から始まる入試の時間に合わせて、朝型の勉強に切り替えてください。

  5. スピードトレーニングを徹底してください。

  6. ペーパートレーニングは、一回6~7枚程度を30分以内に、テスト形式で行ってください。それを一日のうちに最低2~3回(もちろん別な問題で)行ってください。テスト形式というのは、一枚やっては答えあわせをするのではなく、6~7枚全部をやってから答えあわせをするということです。

  7. 絵日記をつけさせてください。

  8. 模倣体操や手と足の協応動作の対策に「ラジオ体操」を実行してください。

  9. 努力目標を決め、お手伝いなどを積極的に行わせてください。

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