週刊こぐま通信
「何をどう学習したらよいのか」【質問31】
2008年07月04日 回答
受験生の皆さまの学習相談に、こぐま会室長がお応えします。「回転推理」の代表である「観覧車」が、十分理解できないようです。どのような練習をすればよいでしょうか。

AがBのところまで行くと
(1) Bはどこまで動きますか
(2) Aのところには、何がやってきますか
(1)は同じ方向に同じ数だけ移動させれば答えは出てきます。それは、Aが動いた数だけすべてのものが同じ方向に同じ数だけ動くからです。また、(2)は、Aが動いた数だけ反対回りに移動させれば答えは出てきます。この2つのタイプの内、やはり難しいのは、(2)のタイプです。なぜ反対回りに戻せば答えが出てくるのかをしっかり理解させないと、解き方だけが独り歩きしてしまい、間違えるケースが出てきます。そうした混乱をなくすために、観覧車の学習ポイントをお伝えします。

- まず、指定のものがいくつ動いたのかをしっかり把握する。
- 同じ方向に同じ数だけ動かせば答えの出るタイプの問題を、まず徹底して行う。
- 「どこに着きますか」ではなく「何がつきますか」というような、指定の場所につくものを特定する問題は、「ひとつ動いたら何が来るの?」「ふたつ動いたら何が来るの?」「みっつ動いたら・・」というように、ひとつずつ指定の場所に来るものを、答えさせながら、その結果として、逆に戻れば答えが出ることを理解させる。観覧車の動きと反対方向に動かせば答えが出ることを、実際の場で納得させる。
- 2.・3.の学習が徹底できた段階で、今度は同じ観覧車を使って両方の問題が出されても混乱なく解けるようにする。
実際の入試では、次のような問題が出されています。
(1) | 観覧車に6匹の動物が乗っている。一周回ると降りて並んで待っている動物が順番に乗る。
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(2) | 内側に動物、外側にはいろいろな場所(川・公園・野原・動物園等)が描いてある。ある動物が動いて、指定された場所に行ったとき、別の指示された動物はどこに行くかを答える(青山) |