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週刊こぐま通信
「室長のコラム」

おけいこカード12冊が完結しました

第173号 2008/11/07(Fri)
こぐま会代表  久野 泰可

 昨年11月から、毎月1冊(10枚)ずつ作成してきました「こぐまおけいこカード」がこのほどすべて完成し、販売できるようになりました。このカード教材は、「ひとりでとっくん365日」にあわせ、繰り返しのトレーニングで、基本的な考え方を身につけていただこうと開発したものです。教室で使う教具や教材を参考に、家庭で楽しく学習できるように工夫して作りました。カードという素材からくる制限で、意図どおりに作れなかったものもいくつかありますが、カード化して行えるものはすべて作りましたのでぜひ活用してください。一番効果的な使用法は、以下の通りです。

1. 「ひとりでとっくん365日」等のペーパー学習をする前に、考え方の基本を身につける
2. 年少児や年中児がペーパー学習に入る前に、このカード教材を使ってお母さんと一緒に基本を学ぶ
3. ペーパーで間違えた問題を、もう一度カード教材を使って復習する

こうした使い方をしながら、その経験の繰り返しで、ペーパー問題を解く力の基礎を身につけてください。カードですから、答えの根拠も聞きやすいはずです。課題ができたら、必ず解き方を言葉で説明させてください。ペーパー学習にくらべ、まわりくどいようですが、こうした経験をペーパー学習の前に行っておくことは、とても意味があります。それは、

(1) 何度も繰り返すうちに、物事の関係性がつかめる
(2) 間違えたときの修正が、子どもにとっては学ぶチャンスになる
(3) 手を使った操作の過程で、認識能力が鍛えられる
(4) ペーパーでは理解できなかった言い回し等が、具体的な操作によって理解しやすくなる

等の理由によるものです。

なお、このカード教材を使った学習の前に、体を使った経験や、具体物や教具を使った学習を行ってください。そうした経験を踏まえて、このカード教材を有効に活用してください。

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