週刊こぐま通信
「知育を軽視する日本の幼児教育が危ない」幼児教育の改革は、政策の転換だけでは実現しない
第39号 2015/5/5(Tue)
こぐま会代表 久野 泰可
こぐま会代表 久野 泰可

1. 幼保連携型
2. 幼稚園型
3. 保育所型
4. 地方裁量型





「次世代を担う人材を幼児期からどう育てるか」という大きなテーマを掲げながら、理論構築と実践内容の確立を目指さなければなりません。教育学のみならず、心理学や脳科学の成果を取り入れた幼児教育理論の構築と、それを実践するために必要な「教育目標」を明確に示さないと、現場は何も変わりません。幼児教育の大切さばかりが強調されすぎると、誤った方法が正当化されていくことすら懸念されます。「ブーム」に終わらないためにも、今度こそ子どもたちに接する保育者が現場から大きな声をあげ、改革の先頭に立たなければいけないと思います。