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週刊こぐま通信
「代表のコラム」

プレ年少からの通信教育
「おうち de こぐま会」が始まります

第876号 2023年12月1日(金)
こぐま会代表  久野 泰可

 こぐま会は今年で40周年を迎えました。1983年より教室での実践を通して培ってきた指導内容と指導方法をもとに、これまで多くの家庭用教材を開発してきました。小学校入学前の幼児期の教育を「教科前基礎教育」として捉え、ひとりでとっくんシリーズに象徴されるように、年長児を対象とした教材開発を中心に行ってきましたが、10年ほど前から、より下の年齢にふさわしい教材づくりが必要だということで、具体物やカード教材を中心に年中以下の子どもたち向けの教材開発にも力を入れてきました。その集大成として、2024年1月より、2歳6か月から始められる幼児のための通信教育「おうちdeこぐま会」  を開始いたします(現在、受講申し込み受付中です)。

多くの通信教材が市販されている中であえて開発に踏み切った理由は、教室の授業と連動させた内容で、授業中の子どもたちの理解度を反映させた教材づくりを実現させたいと考えているからです。そうしたコンセプトのもと、次のような特徴を持った通信教材に仕上げています。
  1. 小学校の学習につながる学びの系統性を明確にしている
  2. 教室での実践と結びついた内容で、学びの順序性や難易度を子どもの発達に合わせている
  3. ペーパーやタブレット教材とは異なり、手を使って具体物を操作し、試行錯誤しながら答えを導き出す教材を中心にしている。そのうえで、課題につながる学びを生活の中で実際に体験してもらえるようアドバイスをしている
  4. 答えが合っていればそれでよしとするのではなく、答えの根拠や考える過程を保護者さまがお子さまに問うことで対話教育を実践し、言葉を通して「考える力」を育てる
  5. お子さまにどんな順番で何を質問すればよいか、またその際の注意点などを「学習の手引き」の中で保護者さまにお伝えしている
  6. 「理解度チェックシート」を使ってお子さまの理解度を記録する

また、年長からはじめて下の年齢に下ろしていくのではなく、プレ年少(2歳6か月頃~)から積み上げていくことによって学びの順序を明確にし、基礎から応用へ、具体から抽象へといった指導の原則を明らかにしたいと考えています。躓いたときにどこに戻ればいいのかが明確になるような教材にしたいと思います。

通信教材という制限の中で、
  1. 紙芝居で楽しみながら学びのテーマに触れる
  2. 生活の中で実際に体験してみる
  3. カード教材や事物教材を操作しながら、考え、試行錯誤して問題を解く
という学びの流れを意識した教材に仕上げています。特に低年齢であればあるほど、「生活の中で実際に体験してもらう」ことを重視した教材であること、うまくいかなくても何度もやり直して、できた・できないを繰り返しながら自分なりの答えを出すことができる教材であることをめざしたいと思います。これから3年間かけて完成させていきますので、どうぞご期待ください。


「おうちdeこぐま会」公式サイト
https://ouchide.kogumakai.co.jp

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  • 食事の支度を手伝いながら「数」を学ぶ
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