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週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

数 応用18 数の総合問題3

2009/7/24(Fri)
 今週も具体的な問題を踏まえて、数の総合問題について考えていきたいと思います。
「ひとりでとっくん93 数の総合問題」 の中に次のような問題があります。

「7匹の子ヤギ」
 お母さんヤギには7匹の子ヤギがいます。オオカミはもうやってきません。
(1)子ヤギたちはお家の中でかくれんぼをして遊んでいます。隠れている子ヤギは何匹ですか。その数だけ時計の部屋にを描いてください。( 3個)
(2)お母さんヤギはキャラメルを10個持っています。子ヤギたちに2個ずつキャラメルをあげようと思いますが、いくつか足りないようです。その数だけカップの部屋にを描いてください。( 4個)
(3)子ヤギたちにキャラメルを1個ずつあげるとキャラメルは何個余りますか。その数だけお花の部屋にを描いてください。( 3個)

(1)の問題は7の構成です。7匹のうち絵に描かれている子ヤギは4匹ですから、3匹いないことがわかります。7が「4と3」でできているということが素早く分からなくても、4から5、6、7と3つ数え足していけばできます。取り扱う数が少ないので難しい問題ではありません。

(2)は一対多対応と数の多少の問題です。それぞれの子ヤギに2個、2個、・・・と配っていくとキャラメルは10個しかありませんから、5匹に配ったところでなくなります。後の2匹にはまったく配っていないので、2匹分で4個足りないということになります。この場合、見えていない3匹の子ヤギも数の対象にしなくてはならないところがこの問題の難しいところです。見えている4匹に対して、2個ずつ配っていけばここで8個使うということがわかります。10個のうち8個使うのですから、2個残っています。これで5匹目の子ヤギに配れますから、配っていないのが、6匹目と7匹目の2匹の子ヤギだと考えます。ですから、その2匹分で4個足りないことがわかります。こうして考えてみると、この問題を正確に解いていくためには、かなりの想像力が必要とされます。隠れている3匹だけでなく、その3匹に実際にキャラメルを配っているところや、足りないキャラメルを考えなければならないところなどです。こうした場面がしっかりと頭の中でイメージできないと、この問題を解くことは難しいでしょう。

(3)は一対一対応と数の多少の問題です。1匹に1個ずつ配りますから、7個必要です。10個から7個あげると、3個残ります。これは足りない分ではなく、余りを考えていく問題ですから比較的簡単だと思います。でも、はじめの数の10個がどこにも描いていないので、これを忘れてしまうとこの問題はできません。しっかり聞き取って覚えておきましょう。

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