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週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

数 応用6 数の構成 数の構成を使った応用問題 その1 6の構成から

2009/1/23(Fri)
 前回まで、数の構成における暗算の問題について考えてきましたが、今回から数の構成を使った応用問題を考えていきたいと思います。
「ひとりでとっくん38 数の構成」 の中に次のような問題があります。

 やじるしからはいって、こうさてんのてまえにあるさいころと、つぎのさいころをあわせて6になるようにでぐちのやじるしまですすんでください。(さいしょのこうさてんでは●が2つあるので、●が4つあるほうのみちにすすむと●はあわせて6ですね。)
解答:赤い点線

 この問題は「6の構成」を使った応用問題です。次々と2つのサイコロを合わせて6になるように組み合わせていけばいいのです。はじめから考えていきましょう。最初の交差点は2ですから、4と組み合わせると6になります。ですから道を左に曲がります。左に曲がったところには3がありますから、6にするには3と組み合わせればいいですから、右に曲がります。次は1と5ですから左に行きます。この後4と2、3と3、5と1、4と2、3と3、2と4という組み合わせをたどって出口に出ます。

この問題は、問題の意味がよくわからないと正解することは難しいでしょう。解決方法のひとつとしては、交差点の手前にあった数から数え足していけばできます。例えばはじめは2ですから、そこから3、4、5、6と4つ数えて6になりますから、あと4あれば6になることがわかります。しかし、ひとつひとつそうして数え足していくのでは時間がかかります。また、数え足すときにはどうしても指を使いたくなりますので、あまりお勧めはできません。ここは「6は3と3」とか「2と4」「1と5」とすらすらと暗算で答えが出るようにしたいものです。

6の暗算を忘れているようであれば、再びおはじきを6個並べてそれを見ながら思い出してください。こうした応用問題は、いろいろな数の構成の練習をしっかり行った後でそのまとめとして行うといいと思います。そこで暗算が不十分であることに気がつけば、もう一度戻って練習してください。その中で以前行ったことをひとつひとつしっかりと復習していくといいでしょう。ここ何回かは、そうした「数の構成」に関する応用問題を取り上げて考えていきたいと思います。

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