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週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

言語 基礎2 同頭音・同尾音

2007/03/23(Fri)
 同頭音とは、たくさんの単語の中から同じ音で始まる単語を探す課題です。前回取り上げた「一音一文字」の考え方の応用的な問題です。例えば、「あ」で始まる単語は「あり」、「アイスクリーム」、「あめ」などがあります。また、「い」で始まる単語は、「いす」、「イルカ」、「いのしし」などです。この同頭音をたくさん言える子は、語彙が豊富だと言えます。したがって、しりとり遊びでもどんどん答える事ができます。今後小学校に入って、より言葉を豊かに使っていくためにも、この同頭音の練習は繰り返し行っていく必要があります。「あ」、「い」、「う」などの清音(゛のつかない音)で始まる単語を、それぞれ3つ以上は言えるようにしておいてください。そして、同様に濁音(゛がつく音)、半濁音(°がつく音)で始まる単語についても3つ以上言えるようにしてください。

 また、一音一文字の考え方に沿って言えば、拗音(ゃ、ゅ、ょがくっつく音)は前の文字にくっついて1音となりますから、たとえば「きんぎょ」といったら「ぎょうざ」と答えるように「きゃ」「きゅ」「きょ」などの拗音で始まる単語もいくつか言えるように練習してください。

 同尾音は、同じ音で終わる単語を探す課題です。同頭音では単語のはじめの音を考えたのに対して、単語の最後の音を問題にします。例えば、「と」で終わる単語は「けいと」、「ヨット」、「バット」、[ん]で終わる単語は、「みかん」、「フライパン」、「やかん」などです。しりとりを行うときは、この最後が「ん」で終わる単語を言ってしまうと負けになりますが、「ん」で終わる言葉はたくさんありますので、同尾音の問題ではよく出される課題です。3つと言わずにたくさん言えるようにしてください。

 同頭音・同尾音の問題につきましては、同じ音で始まるものや終わるもの同士を探す課題だけでなく、上の(図1)のように、ある単語のはじめの音と別の単語の最後の音を組み合わせて、別の単語を作る課題などもあります。こうした課題は「ひとりでとっくん28 同頭音・同尾音」 にたくさんのっていますので、繰り返し練習して理解を深めてください。

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