■ 年長児対象 領域別家庭学習法 -今何を学習すべきか? 67-
  「言語 基礎4 しりとり(2) しりとりカード並べ1」
2007/04/27(Fri)
 今回は、「こぐましりとりカード」を使ったしりとりの学習について考えていきましょう。「こぐましりとりカード」には、10枚1組のカードが4組、全部で40枚入っています。1組ずつ、または4組全部をつかってしりとりで並べることができます。
 しりとりカードは2種類あり、「しりとりカード1」は清音中心のしりとりです。「しりとりカード2」は、濁音、半濁音、長音、拗音が含まれたものが多く入っています。したがって、まず「しりとりカード1」を終了してから「しりとりカード2」を使うようにしてください。
 「しりとり」は口頭では比較的簡単に出来ます。しかし、カードを使った課題になると難しくなります。「しりとりカード」を並べる課題には、基本的に次の2つがあります。

 (1) はじめのカードを指示して、そこからすべてのカードをなるべくはやく並べる。
 (2) はじめのカードを指示せずに、すべてのカードをなるべくはやく並べる。

 (1)の課題はしりとりでつながるものを次々に探していけばいいので、それほど難しくはありません。しかし、(2)の課題は、かなり難しくなります。「しりとりカード1」に入っているハートの組のカードを例に挙げて考えていきましょう。

* この組のカードは次のようにつながる10枚のカードです。
 あり−りす−すいか−かめ−めがね−ねこ−こま−まないた−たぬき−きく

 これらのカードをバラバラにして渡して、「全部しりとりになるように並べてください」と問いかけて、並べてもらいます。

 たまたまはじめに「あり」のカードを選べばいいのですが、なかなかそうはいきません。例えば「めがね」から始めたとしましょう。「めがね」の最後の音は「ね」ですから、「ね」で始まるカード「ねこ」を探して、その後ろにつけます。次は、「ねこ」の「こ」で始まるカード「こま」を探してその後につけ・・・・という要領で次々と探し、「きく」までいきます。すると「きく」の「く」で始まるカードがないため、「きく」がしりとりの最後のカードだということがわかります。そこからは「めがね」の前にくるカードを考えていかなくてはなりません。「めがね」の始めの音は「め」ですから、この前にくることばは、「め」で終わるものです。したがって、「かめ」がここに入ります。このように、ここからは「しりとり」ではなく、反対の「あたまとり」をしていかなくてはならないのです。「あたまとり」は「しりとり」と違って逆思考の能力が求められるため、なかなか難しい課題です。

 「あたまとり」をしなくても、残ったカードを「あり−りす−すいか−かめ」と「しりとり」で並べて、つなげる方法もあります。ところがここでも、うまく「あり」から始められなければ「あたまとり」をすることになります。どちらにしろ、しりとりカードを並べる場合は、ある程度「あたまとり」ができた方が見通しを持って並べることができるのです。また、しりとりカードを並べる課題だけでなく、ペーパーで行う際も同様です。「しりとりカード」を使って練習をしておいてください。

 次回は、「しりとりカード」の別の使い方について触れていきたいと思います。

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