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週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

図形基礎 立体図形構成 こぐま積み木

2006/04/20(Thu)
 今回は、「こぐま積み木」 について考えていきたいと思います。「こぐま積み木」は図1のようなかたちとしては、四角柱と三角柱の2種類、色は青と何も塗っていないものの2種類があります。

 これを使って、積み木構成をしていくわけです。これには、以下の二つの方法があります。

1.見本を見ながら作る
2.見本を記憶して作る

 まず 1. の見本を見ながら作る方法から見ていきましょう。「こぐま積み木」には、図1の積み木が各種類2個ずつ入っています。はじめはこれを半分ずつ子供用と見本用に分けて下さい。そして、それを使って、立方体積み木で紹介したと同じように、元の形から何個か移動した過程を見せて、それと同じ下図だけ積み木を移動して作るパターンと、移動しているところを見せないで、移動して形と元の形を比較させ、どこをどのように移動したかを考えさせて作るパターンの2種類を行って下さい。(詳しい方法は、何を学習すべきか?34、35を参照して下さい。)

 また、この「こぐま積み木」には、見本帳がついていますから、それを使っても練習して下さい。基本はそのまま作るのですが、易しい課題につきましては、記憶して作る方法もとって下さい。

 次に、2.の記憶して作る方法を見ていきましょう。基本的には、上記の移動したほうの見本を20秒程度見せた後かくして作ります。方法はそれでいいのですから、ここでは、その内容について見ていきましょう。このこぐま積み木では、積んだ見本を記憶するだけでなく、積み木を何個か並べて、その状態を記憶してから並べる課題も行って下さい。この積み木は立方体積み木とは違って、色がついているもののあること、形が2種類あることが特徴です。したがって、これを図2のように4個並べただけでも、一つ一つの積み木について並べる順序、積み木の向いている方向などを考えなくてはならないため、その課題はかなり難しいものがあります。特に、この図のように四角柱や三角柱をいつも見ているのとは違った向きにおいてあるととても難しくなります。しかし、課題に集中することで図形の違いを捉える力がついてくると思います。できないようでしたら、積み木の数を減らして練習して下さい。

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