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週刊こぐま通信
「室長のコラム」

合格のための7つのポイント

第55号 2006/04/27(Thu)
こぐま会代表  久野 泰可

 4月23日(日)に行いました、第2回女子校合格フェアには、のべ1000人を超す大勢の方々にご参加いただき、ありがとうございました。正確な入試情報をお伝えすることを目的に、昨年から始めたフェアですが、今年は、会場を2つにわけ、さまざまな角度から現在の入試の実情とその対策法をお伝えしました。

 今年は「合格のキーパーソンは父親です」をキャッチフレーズに、さまざまなセミナーを企画しました関係上、お父さん方の参加が去年より格段に多いのが目立ちました。特に「お父さんのためのお受験講座」には、キャンセル待ちが出るほど盛況でした。また、第2会場で行った私の講演会(第1部「幼児期における基礎教育と小学校受験」・第2部「論理的思考力をどう育てるか」)にも多数参加され、入試の現状と正しい対策法についての話を長時間にわたって、聞いていただきました。

 私は講演の中で、「幼児期における正しい基礎教育こそが、入試で合格を勝ち取るための、一番良い方法だ」ということを繰り返し強調し、「間違いだらけのお受験対策」にならないための、7つのポイントをお伝えしました。

(1)正確な入試情報を得る
(2)学習内容の系統性・学ぶ順序をしっかり踏まえる
(3)事物教育を通して、ものごとに働きかける経験をたくさん積む
(4)対話教育を通して、常に根拠の言語化に努める
(5)学力だけでは合格できない
(6)家庭教育のあり方が合否を決める
(7)父親の参加が不可欠

 学校側から入試情報が一切公開されない状況下での小学校受験では、うわさが独り歩きしたり、また、業者サイドの情報操作が、子どもたちに無理な課題を押し付ける結果になったり、母親の不安を煽る形で勧誘したり・・・と足元をすくわれかねない状況がたくさんあります。落ち着いた環境で、受験対策を進めるためには、正確な入試情報を持つことと、ここまでやれば大丈夫だという確信が必要です。今回の講演会で私が強調したかったのは、受験準備の教育は決して特別な教育ではなく、幼児期におけるまともな基礎教育を徹底すれば、必ず合格を勝ち取ることができるという点です。そのためにどうしたらいいのか。学習の順序性を踏まえ、「事物教育」と「対話教育」を徹底することがどんなに大切かを、具体的な入試問題の分析を通してお伝えしました。

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