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週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

図形応用5 対称図形(2) 4つ折り

2007/01/26(Fri)
 前回は、2つ折りの線対称を見てきましたが、今回は、それをさらにもう1回折った4つ折りの場合について考えていきたいと思います。4つ折りの問題としては次のようなものがあります。
問:(図1) 折り紙を4つ折りにして、左のような形をハサミで切り取りました。これを広げるとどのような形ができますか。描いてください。 (正解は点線)
(図2)左のような形を切り抜きたいと思います。4つ折りにした折り紙のどこを切ったらいいですか。形を描いてください。 (正解は点線)


4つ折りの場合は、2つ折りよりもさらに1回多く折るので、難易度は高くなります。(図1)の場合で言えば、1回広げ、さらにもう1回広げたときにできる形と場所を注意して描いていきます。(図2)では、これと反対に見本を半分に区切り、さらにそれを半分にしたらどうなるかを考えます。これらを考えていく際のポイントになるのは、2つの折線が交差したこの紙の中心点です。4つ折りの際の角は4つありますが、切る場所を間違えると、まったく違う形ができてしまいます。これを理解するためには、(図3)のように4つ折りにした4つのそれぞれの角から三角を切り取り、それを広げてできる形を比べてみるといいと思います。


 また、こうした角だけではなく、いろいろな場所に切れ目を入れて、広げてできる模様を楽しむと、遊びを通して線対称の考え方を学ぶことができるのではないでしょうか。
 こうした問題は、「ひとりでとっくん39 線対称」 にいろいろあります。そちらをくりかえし練習して正しく描けるように練習してください。

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