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週刊こぐま通信
「プリムローズだより」

大きいおにぎり 小さいおにぎり

第10号 2018年11月20日(火)
プリムローズクラス担当
 「おはようございます」今日も子どもたちの元気な声と笑顔から一日がスタートしました。朝の時間は「いつも使っているお人形をきれいにしたい」とのリクエストで、たらいに水を入れて洗うお仕事をしました。先日の絵の具遊びで使用したビニール製のエプロンを指して「これも使わないと濡れちゃうね」と装いもしっかり。全部のお人形が綺麗になるまで根気強く取り組んでいました。子どもたちはお手伝いが大好きです。普段から壁面制作を貼ったり粘土板を洗ったりというお手伝いの声掛けをしています。就園前の年齢でも何かを任せられるのは嬉しい事で、そして「ありがとう、助かったわ」という心からの言葉は次に繋がる一言になります。
集団の中で自分もその一人として気持ちよく過ごすために、普段使っているおもちゃを綺麗にしたり落ちているごみを拾ったり、また目を見て挨拶することなど、大人にとっては当たり前の事もこちらが意識して行うことで、子どもたちにとってもそれが当たり前となっていくのだと思います。

主な活動では、紙粘土を使ってお弁当作りをしました。粘土をこねる作業はこれから発展していく巧緻性のスタート部分です。10本の指をしっかりと動かしてちぎって思い思いのおにぎりを作りました。出来上がったおにぎりを見ながら自然と大小を感じていきます。
自分を中心に大きいもの・小さいものを考えていた子どもたちが、先生の話を聞いて今度は「大きいおにぎり・小さいおにぎり」と声に出しています。他にもお部屋の中から大小を探していくと「大きい先生の靴・小さい私の靴」「大きい象さん・小さい象さん」「大きい椅子・小さい椅子」を見つけることができました。

お弁当の後はブロックを使って遊びました。何気なく積み重ねていったブロックが遊園地に見えてきたことから「この中には水が流れているから、船を浮かべないとね」「車やバスはブロックの上を通ることにしよう」「魚を泳がせるといいわね」と話しているうちに、何ともカラフルなテーマパークの誕生です。船には新聞紙の棒を貼り付けて離れた所からでも動かせるようにしました。BGMも流して雰囲気もばっちりです。子どもたちは楽しそうに船を運転しながら何度も周りを歩いていました。プリムローズが始まって数か月、遊んだおもちゃの数も増えてきました。こうしていろいろな物を組み合わせて、また新しい遊びを探していきたいと思います。そしてその過程には、子どもたちの成長に大切なものがたくさん詰まっているのだと思います。


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