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週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

常識20 社会的常識4 道路でのマナー

2008/03/14(Fri)
 今回は、道路を歩くときに気をつけることについて考えていきたいと思います。
「ひとりでとっくん53 常識1」の中に次のような問題があります。

 道路です。いけないことをしている人に×をつけてください。
(なぜいけないかお話ししてください) (正解)
横断歩道でないところを渡っている右端の男の子、ボールをつきながら横断歩道を渡っている男の子、本を読みながら横断歩道を渡っている学生、話をしながら横断歩道を渡っている2人の女の子に×

 横断歩道でないところを渡っている子はとても危険なので、いけないことはすぐにわかります。ところが横断歩道を渡っている人たちは、横断歩道を渡っているのだからよいように見えますが、よく見るといけない人がたくさんいます。ボールをつきながら渡っている子は、ボールが転がって車の方に行ったら危ないことがわかります。本を読みながら渡っている人は、前をよく見ていないので、ほかの人にぶつかる恐れがあります。話しながら渡っているランドセルを背負った2人の子については、これを悪いとするかどうかは微妙なところですが、もし、話に夢中になりすぎたら、横からきたクルマに気がつかずにぶつかってしまう可能性があります。たとえ少しでも危険性があるときは、その行為はよくないと考えるといいと思います。道路でのマナーについても、この前に取り上げた公園や食事のマナーと同じように、いけない人を見つけるのではなく、どうしていけないのかその理由をきちんと言語化できるようにすることが大切です。

幼稚園のときは保護者の方と一緒に道を歩いていますから、それほど危ないことはないと思います。しかし、小学校に入ってからは学校の行き帰りなど、親と離れて道を歩く機会が多くなります。そうした際にも安全に歩けるかどうか、基本的なルールをしっかり理解できているかどうかを学校側も当然気にしています。もう一度ここで、道路を歩く際に気をつけることについて親子で話し合っておくといいのではないでしょうか。

また、この問題は道路を渡る場合に限られています。しかし、道でのマナーについての問題は、例えば、道路で遊んではいけないとか、歩道のないところを歩くときは、道路の真ん中を歩かないことなど、道路で行ってはいけないこと全般について考えていく場合が多くあります。この点についてもどんなものがあるか、いろいろな場合を例に挙げて考えるといいでしょう。

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