ページ内を移動するためのリンクです
MENU
ここから本文です
週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

数 応用8 数の構成 数の構成を使った応用問題 その3 8の構成から

2009/2/6(Fri)
 前回は「7の構成」の応用問題を見ていきましたが、今回は「8の構成」の応用問題を考えていきましょう。
「ひとりでとっくん38 数の構成」 の中に次のような問題があります。

 太郎君とメガネをかけた次郎君が花子さんの家に遊びに行きます。花屋の前を通ったら必ずその花屋にある花を全部買っていくことにします。2人は別々の3軒の花屋によって、8本ずつお花を買いました。太郎君が通った道を矢印のところから赤い線で続けてください。次郎君が通った道は矢印のところから青い線で続けてください。
解答
太郎君・・・赤い線  次郎君・・・青い線

これは3つの数から8を構成する問題です。8を3つの数で構成する場合は、ひとつ目の数がわかれば、8からその数を引いた数を2つの数で構成すればいいのです。この場合、太郎君ははじめに5本の花を買いますから、8本から5本を取ると3本残ります。ですから後は2つの数で3になる数の構成を考えればいいのです。3は1と2か2と1の構成ですからこれは比較的考えやすい問題です。しかし、太郎君がはじめに上の1の花屋を通ると中段の2の花屋に行くには戻らなくてはなりません。そのため、2の花屋を通って、次に1番下の1の花屋を通った方が良いのです。

同様に次郎君ははじめに3の花屋を通るので、残りは8から3を取った5の構成になります。5は1と4、2と3、3と2、4と1のいずれかの組み合わせです。このうち2の花屋はすでに太郎君が通っていますので2と3の組み合わせは使えません。3の花屋もないので、1と4を使った組み合わせしか残りません。したがって上の1と真ん中の4の花屋を通ればいいということが分かります。

このように、3つの数の組み合せを早く考えることが解いていく際のポイントになります。しかし、3つの数の構成といっても、はじめの数を引いたときには残った数の構成になりますから、いろいろな数の構成が素早くできることがどうしても必要になってきます。

いくつかの道をたどって指定された数のものを集めていくこうした課題は、「条件迷路」と呼ばれる問題です。「ひとりでとっくん59 条件迷路」 の中にこの課題が多く出題されていますので、また別の機会にお話をしていきたいと思います。

PAGE TOP