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週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

数 応用6 分類計数7 隠れているものを数える

2008/09/19(Fri)
 前回は図形の包含関係について見ていきましたが、今回は再び具体物の計数に戻って、隠れているものの数を数える課題について考えていきましょう。
「ひとりでとっくん17 分類計数2」 の中に次のような問題があります。

 公園で、子どもたちがかくれんぼをしています。子ども、ウサギ、鳥はそれぞれどれだけいますか。下の部屋にをつけてください。
解答
子ども 8人、 ウサギ 6匹、 鳥 7羽

隠れているものを数えるときは、見えている一部分でそのものを弁別することが求められます。そのためには事物の特徴を捉えて、それが何であるかを早く正確に判断しなくてはなりません。細かい点に注意を払って問題を見ていくことが大切です。
この問題では、子どもは、手・足・頭・ウサギは、耳・シッポ、鳥は羽・頭の一部分が見えています。それぞれが一部分であっても1と数えなくてはならないところが難しいと思います。この場合では比較的形がわかりやすいのですが、次の海の中の問題になると、魚・カニ・ヒトデ・貝それぞれの形が良く似ているために、判別することが難しいのではないでしょうか。その際も注意して、ひとつひとつの形の特徴を捉えることが必要になってきます。特に、この絵の中では、海底の岩に張り付いた昆布の陰に隠れた物の数を数えることが難しいと思います。はじめのうちは他の分類計数の問題のように、ひとつひとつ消していって数えるといいと思います。

 海の中にいろいろな生き物がいます。それぞれ何匹いますか。その数だけ下のお部屋にを描いてください。(ひとりでとっくん「分類計数2」より)
解答
魚 8匹、 カニ  6匹、 ヒトデ 7匹、 巻貝 9個

分類計数は、ただ数えるだけでも数え間違えが起きやすい問題です。ですから、隠れている数を数える問題は、よりいっそう難易度が増しますから、慎重に数える必要があります。数え間違える子の数え方を見ていると、順序正しく数えずにバラバラに数えてしまう場合が多いようです。端から順にしっかり数える習慣づけをしてください。

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