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週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

未測量基礎6 長さの系列化

2008/06/13(Fri)
 今週は「長さの系列化」について扱っていきたいと思います。「ひとりでとっくん49 量の系列化」 の中に次のような問題があります。

まっすぐにのばしたとき、1番長いものはどれですか。そのひもを青く塗ってください。また、1番短いひもはどれですか。そのひもを黄色く塗ってください。

(解答)
1番下のひもを青、上から2番目のひもを黄色で塗る。

 「長さの比較」は、見たまま判断できる大きさのときとは異なり、比較の方法に難しさがあります。それは、次の二つの方法が必要とされるからです。

 1. 端をそろえる
 2. ピンとのばす

長さの比較は、ひも以外にも長さの異なる棒を比べる場合もあります。これは、ピンとのばす必要がありませんから、端をそろえたらどうなるかを考えればいいのです。しかし、ひもの場合は端をそろえるだけでなく、ピンとのばすことが必要となります。特に、上のようにペーパーでそれが出題されたときは、ピンとのばしたところを頭の中でイメージしなくてはなりません。こぐま会の授業の中でも、こうしたひもの長さを比べる場面がありますが、実際のひもを使った場合であっても少なからず間違いがあります。簡単にイメージできると思っていても、子どもにとっては難しい課題のようです。したがって、ご家庭で練習する場合は、ぜひ実際のひもを使った練習から行ってください。

実際に小学校入試の問題の中でも、大きさ、多さよりも長さの系列化の問題が多く出題されています。また、同じひもでもこのようにくねくね曲がったものだけでなく、次のような結び目がたくさんついている問題も出されています。これももし結び目を解いたらどうなるのかを考えてください。(「ひとりでとっくん49 量の系列化」P16より)

結んであるところを解いて真っ直ぐに伸ばすと、1番長くなるものはどれですか。赤いをつけてください。また、2番目に短いものはどれですか。青いをつけてください。

(解答)
1番上のひもに赤い、下から3番目のひもに青い

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