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週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

常識25 一般常識1 伝統行事について(お正月)

2008/05/09(Fri)
 前回までは、社会的常識を中心に見てきましたが、今回からは、日本の伝統的行事についてみていきましょう。最近の入試問題では、季節の理解と関連させて伝統行事について考えていくものが多く出題されています。
「ひとりでとっくん91 常識2」 の中に次のような問題があります。

1. お正月に飾るお餅にをつけてください。名前も言ってください。
2. お正月によくする遊びに△をつけてください。また、どうやって遊ぶかもお話してください。
3. お正月を楽しみにしている歌を歌ってください。


(正解)
1. 上段左から2番目のお餅に(鏡餅)
2. 上段1番左 羽根つき、右から2番目 凧揚げ、
   中段1番左 コマ回し、1番右 カルタ取り(遊び方省略)
3. 「お正月」の歌、もういくつ寝るとお正月・・・

 こうした季節の常識問題については、以前は「お正月は冬の行事」というように、比較的単純な問題として出題されていましたが、最近はこうしてお正月という行事の中でも、かなり細かい部分まで聞かれます。たとえば、上の問題でも 1 のように、お正月のお餅まで問題になります。それも、しっかり「鏡餅」と名前まで覚えていなければなりません。鏡餅を飾ったり、おせち料理を食べるなど、それぞれの家庭でお正月の行事をきちんと行っていれば、こうした名前も自然に出てくると思います。つまり、生活の中に溶け込んでいることが大切なのです。ですから、できるだけ季節に関する行事については、知識として覚えさせるのではなく、体験を多くさせることが必要になってきます。
この傾向は、2 の遊び、 3 の歌になってくるとなおさら顕著になってきます。遊びであれば実際にそれを体験していなければわかりません。ぜひお正月にこれらの遊びを行ってください。また、お正月の歌も知らない子も多いと思いますので、できるだけご家庭でも歌っていただきたいと思います。
これらのことは、これから始まる新しい年を家族そろってお祝いするという気持ちを持っているかどうかということがポイントになると思います。そしてお正月のことだけではなく、季節に関するいろいろな行事についても言えることだと思います。

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