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週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

常識5 理科的常識5 海に住むもの

2007/11/23(Fri)
 今回は「生物の常識」について考えていきましょう。
「ひとりでとっくん54 理科的常識1」の中に次のような問題があります。


 下の絵の中で、海に住んでいるものはどれですか。をつけてください。

(正解) クジラ、イカ、ウニ、カツオ、オットセイに

 海に住んでいるものは、日常魚屋さんなどでよく見かけます。しかし、こうして改めて聞かれると、どれがそれに当てはまるのかよくわからなくなることがあります。それは、食卓に上るときは切り身になっていることが多いからです。例えば、左下のカツオや真ん中のイカなどを、そのままの姿で見た経験は少ないと思います。また、クジラはよく知っていても、ウニは、おすし屋さんで食べたことがあっても、その元の姿がこのようになっていることを知っている子はあまりいないと思います。
右上の金魚は同じ魚の仲間ですから、これも海に住むと考えてしまう子も多いのではないでしょうか。住んでいる水が海水か淡水かということをあまり理解できていないと思います。さらに右下のオットセイは動物園で見たことがあっても、どこに住んでいるかはよくわからないでしょう。
こうして考えていくと、この「どこに住んでいるのか」という課題はかなり難しいものになると思います。しかし、これを単なる知識として覚えることはあまり意味がありません。この「どこに住んでいるか」ということをきっかけにして、図鑑などを使って、いろいろな生き物について詳しく調べてみましょう。住んでいるところだけでなく、食べるもの、その仲間など、生き物に関する興味、関心が大きく広がっていくと思います。また、最近はインターネットやDVDなどさまざまなメディアが発達していますので、検索をする方法がたくさんあると思います。そこから知識を広げていくといいのではないでしょうか。

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