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週刊こぐま通信
「今何を学習すべきか」

言語 基礎8 しりとり 様子言葉

2007/06/01(Fri)
 今回は、「様子言葉」について考えていきましょう。これは品詞で言うと「形容詞」、「副詞」にあたります。
 様子言葉の代表的なものに「反対言葉」があります。「大きい―小さい」、「長い―短い」などです。例えばゾウとアリの描かれている絵(図1)を見て、「ゾウは大きいけれど、アリは小さい」などと対になるようにお話をさせるような問題があります。ここで大切なことは「大きい-大きくない」のように「~ではない」という言い方をせずに、「大きい-小さい」と対になる言葉で言い表すことです。その際、ただ「大きい-小さい」と言うだけでなく、上に挙げたように「ゾウが」、「アリが」という主語になる言葉を入れて表すようにしましょう。
 さらに「風船は大きくて柔らかいけれど、ゴルフボールは小さくて硬い」(図2)などのように反対言葉を2つ以上用いて言い表す問題もあります。これが難しければ「風船は大きくて柔らかいけれど、ゴルフボールはどうですか」と、まず初めの部分を示して、それぞれの反対になる言葉を考えさせてから、その続きを話すという方法をとってください。

(図1)
(図2)

 また、図3・図4のように、状態や音を言い表す「擬態語」と「擬声語」の問題があります。「擬態語」は、「ウサギが、ピョンピョンはねる」(図3)のように様子を表し、「擬声語」は「雨が、ザーザー降る」(図4)のように音を表します。どちらも絵を見て、適切に言い表せるようにしてください。
 しかし、生活経験の少ない幼児にとってはこれらの言葉を語彙として持つことはなかなか難しいと思いますので、ひとつひとつ丁寧に教えていただきたいと思います。

(図3)
(図4)

 今回の問題につきましては、「ひとりでとっくん60 ようすことば」 にたくさんの例が載っていますので、そちらを使って練習してください。

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