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週刊こぐま通信
「学習相談Q&A」

【質問70】

2007年10月19日 回答
受験生の皆さまの学習相談に、こぐま会室長がお応えします。

 試験当日に気をつけることを教えてください。

 まもなく首都圏の入試が始まります。小学校入試は受験する子どもより、保護者の方が緊張し、気を配らなくてはならないことが多いものです。これからは、体調管理に万全を尽くし、良いコンディションで本番を迎えなくてはなりません。試験当日にどんなことに気を配り、合格を勝ち得たか。経験者の意見の中に参考になるものがたくさんあります。昨年受験し、合格した大勢の方からいただいたアンケートの中に、「試験日当日の留意点や反省点」の項目がありましたので、その中から典型的なものをいくつか抜粋し、ご紹介いたします。

  • 娘は和式トイレが苦手なので、学校で行かなくても済むように、駅のトイレを利用しました。
  • 待ち時間に飽きないよう、あやとり・折り紙・紙・ペンなどいくつか用意しました。特にあやとりは2本用意し、前もって子どもの知らない技を覚えておいて、待合室で披露するとそれだけでかなりの時間がかせげます。
  • テスト当日のスケジュールに合わせて、1週間前から早起きをさせ、夜も早寝をさせて当日ベストコンディションを心がけました。しかし。前日親の緊張が伝わってしまい、夜なかなか眠れずかわいそうでした。なかなか思い通りにはなりません。
  • 知っている方にたくさんお会いすると思ったので、騒がず軽く会釈するよう親子で気をつけました。入り口の守衛さんから受付の先生まで、できるだけていねいに元気よく挨拶するよう心がけました
  • いつもお菓子のように食べ慣れているカルシウムの錠剤を「これは実はもうひとつ多く食べると話がよく聞けて集中するカルシウムの薬だよ」と言い、持ってでかけました。それを車の中で食べさせました。2日目のテストからは、朝、娘のほうから「ママ、カルシウムは入れた?」と言ってきました。当日は変に気遣うこともなく、普通に渡しました。また、こぐま会で頂いたお守りは絶対に忘れないよう、何度も親の私が点検しました。
  • 当日までの間に、何度も学校まで娘を連れて足を運びました。中に入れるわけではないのですが、門のところまでいって、校舎の入り口のほうまで眺めました。そうして慣れるようにしました。緊張しがちな娘でしたが、いつもの道、いつもの学校という安心感を持つことができ、当日も、門の中まで入れたことで、かえって喜んで、とてもリラックスして考査を受けることができました。
  • 複数校受ける場合に、「今日はという学校だよ」と学校の名前を良く言い聞かせました。入試当日には、「今日は体験入学だから、楽しんできてね。ただし、先生の話はしっかり聞くこと、お行儀は気をつけること」と話しました。そして「知っているお友達がいても挨拶はいいけど、おしゃべりはだめ」と言って送り出しました。
  • 緊張しすぎないように「~してね」「~してはだめよ」は最低限にしました。会場に入る直前こぐま会の先生と電話でお話させていただいて、子どもがとても安心したようでした。試験当日に向けての体調管理は、思った以上に気を使いました。
  • 待ち時間がとても重要だったと感じました。子どもの好きな本、あやとり、手遊び、お絵かき、折り紙等なんでも用意してあげ、笑顔で送り出すことが大事です。親も一杯一杯ですが、子ども中心に対応してあげられる余裕が必要だと思います。
  • 集合時間には点呼が終わっているので、少し早めに行かれるほうが良いと思います。名前を呼ばれたときの返事や挨拶も、しっかりはっきり大きな声でできるようにしておいたほうが良いです。

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