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週刊こぐま通信
「子どもはどこでつまずくか」(19)

紐の課題は個人差が出やすい

2009年3月28日 回答
受験生の皆さまの学習相談に、こぐま会室長がお応えします。

【質問19】
 手先の巧緻性に関する課題は、箸・紐・はさみの3つが中心であると理解していますが、紐の課題に苦手意識を持っているようです。どのような練習をすれば良いでしょうか。

紐に関する課題は多岐にわたっています。一番代表的なものはひも結びですが、それ以外にもたくさんの課題があります。代表的なものを易しいものから順に列挙してみましょう。

  1. 紐 こま結び(ものを束ねてこま結び・こま結びで輪を作る・紐どうしを結ぶ)
  2. 紐 ちょう結び(ものを束ねてちょう結び・ちょう結びで輪を作る)
  3. はちまき・エプロンのように、見えないところに結び目を作る(こま結び・ちょう結び)
  4. ひも通し

以上の課題の中で、個人差の出やすい課題は次の通りです。

  • 紐どうしを、結んで大きな輪をつくる
  • ちょう結び
  • はちまきを結ぶ
  • 穴を連続して通るひも通し

こうした課題を解決するために、基本となる紐の課題の練習手順をお伝えしましょう。

  1. 6本棒を束ねてこま結びする
  2. プレゼントの箱を、リボンでちょう結びする
  3. 6本の短い紐をつないで輪を作る
  4. はちまきをちょう結びでする
  5. 4×4方眼状に穴の開いた厚紙に、見本と同じ形になるようにひも通しする

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