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週刊こぐま通信
「プリムローズだより」

仲間あつめ

第23号 2019年3月12日(火)
プリムローズクラス担当
 今朝も子どもたちは笑顔で入室してきました。初めてこのお部屋に来た時、少し不安そうな顔していた子もお家の方の後ろに隠れていた子も、回を重ねるごとに眩しい笑顔をたくさん見せてくれるようになります。それはプリムローズで過ごす時間が心地良く、自分を解放できる場であるからだと思います。子どもたちには一人一人に与えられた良さがあります。それはご家族から離れた集団生活の中でこそ見えたり、とことん遊びこんだその先に見えたりします。お友だちに掛けた一言の中にその子どもらしい優しさが詰まっている、ゲームの内容を良く理解していて皆をまとめようと声を掛けている、お部屋がきれいになるまで自分が使ったかどうかは関係なく一生懸命片付けをする、体操が始まると思いっきり体を動かしその姿を見て周りも楽しく参加できる、どれも子どもたちの自然なお部屋での姿です。これからも私たちはその瞬間にしっかりと向き合い見守りながら、大切な芽を育てていきたいと思います。

そして今週のテーマは「仲間あつめ」でした。先週はひな祭りパーティーの準備からお手伝いしてもらいましたが、今日は先生たちが用意したテーブルに子どもたちを招待しました。席に着いた子どもたちは、ひな祭りには家族でお祝いをしたとか、お雛様の着物の色が何色とか、ごっこ遊びを進めながら話も弾んでいました。遊んだ後はお片付けのお手伝い。ここで「仲間あつめ」の説明をしました。リンゴはリンゴが入っているカゴに戻すというように、自分のお皿にある野菜や果物を同じカゴに戻していきます。全員、お話をよく聞いていて上手にお片付けができました。

またリンゴのカゴにバナナが一つだけあった時、「あれ?」と感じるその気付きも大切にしていきたいと思っています。そのために、今度は戻っていった籠の中がきちんと仲間同士になっているかの確認もしてもらいました。注意深く見ていくことで「色が少し違うみたいだけど同じカゴでいいのかなぁ」そんな声も聞こえてきました。

今回の仲間あつめは一見単純に思えますが、この作業こそ「分類」に続いていく第一歩です。また子どもたちにとってお手伝いは自分に託されたと感じる嬉しい瞬間。これからも生活の中で楽しく伝えていけたらと思っています。


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