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週刊こぐま通信
「プリムローズだより」

クリスマス制作

第14号 2018年12月18日(火)
プリムローズクラス担当
 12月も半ばに差し掛かり、お部屋のクリスマスツリーの前で「お家にも飾ったよ」と言いながらオーナメントを眺めている子どもたち。そこで今日は立体のクリスマスツリーを作ることにしました。

制作の時に心掛けていることは、子どもたちが自分で作ったという達成感を味わえる土台を用意することです。
今回の制作では、先生と同じ場所に同じ色のシールを貼った後に好みのシールを貼る。穴に赤い毛糸を通す、植木鉢に絵を描く、そして最後に組み立てを行いました。

丸いシールは貼る場所が丸く縁取られているのですが、上手に貼れるとその線が見えなくなったと喜んでいました。また自由遊びの中でも興味を示していたひも通しは、同じ穴に何度も通したりして根気強く取組む姿が印象的でした。
この作業の中でのシールの位置や穴の数は、子どもたちが少しだけ頑張って一人でできるよう試作を重ねています。また自分だけでこんな物が作れたの!そう感じられる完成度もとても重要です。こちらが手を取ることなく完成した作品には、それぞれの思いが表現されて大人には真似できないツリーになりました。

一日を通してお部屋の中で子どもたちとの時間を過ごしていると、一人一人の輝く瞬間にたくさん出会います。私たちの輝いている瞬間とは、お人形の服を何とか一人で着せようと頑張る姿、お友だちと同じおもちゃが使いたくなって自分から「お先にどうぞ」と言えた時の表情、台紙に丁寧にシールを貼ろうと指先に神経を集中させている時、初めは見ているだけだった絵具遊びに自分から「やりたい」と一歩を踏み出せた声、一人で身支度が全部できて「先生できたよ」と満面の笑みでこちらを向いている顔など、ここに書ききれないほどです。どの一場面をとっても子どもたちは本当にキラキラした表情をしています。日々成長していく自分と向き合いながら周囲と関わり、そしてご家庭の愛情の中で確実に大きくなっている子どもたち、来年もまたこのお部屋で一緒に過ごす時間が今からとても楽しみです。
次回更新は2019年1月15日(火)です

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