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週刊こぐま通信
「プリムローズだより」

動物園ごっこ

第7号 2018年10月30日(火)
プリムローズクラス担当
 今週のプリムローズも子どもたちが笑顔で入室してくる姿からスタートしました。
お部屋に用意しておいたおもちゃの他にも「大きなブロックを出してほしい」「この前使ったお布団も出して」と仕舞ってある場所に案内してくれる子どもたち。このようにリクエストに応えながら遊びを進めていくことは、最初の頃には見られない光景です。このお部屋での遊びの経験と気持ちを伝えられるお互いの距離、何気ない会話の中にも成長を感じることができました。

またこんな嬉しい一場面もありました。大きな細長いブロックを縦に並べ檻に見立てて動物園ごっこをしている時、「ちゃん大きなブロック貸して」「いいよ」というやり取りが聞こえてきたのです。先週のクラスでも少しだけ周囲を意識する様子が見られたのですが、今日は子どもたちだけで自然と会話が完成されていました。このお部屋の中での初めての子どもたちだけの会話。プリムローズにはかわいい子どもたちの色んな一歩が隠れています。その一歩を一緒に喜び合えたり見守れることは本当に幸せです。いつか今日のような会話を続けながら遊ぶ日が来るのを、子どもたちの成長に寄り添いながらその時を待ちたいなと思っています。

十分に遊んでから、次に紙コップを使っておばけのおもちゃを作りました。紙コップに描れた2本の線を切る、コップにおばけの顔を描く、穴に紐を通すという作業の後にこちらで棒を取り付けました。その後はお好みでビニールテープを貼り付けます。このテープを手や足に見立ててみたり、細く裂いてその感触を楽しんだりしました。紙コップおばけだけでもかわいいのですが、棒に付けることによってゆらゆら揺れる楽しいおもちゃになりました。

一日の活動の中でもお伝えしたいことは本当に尽きることがありません。最後に毎回行っている体操でのこと。普段なかなか輪に入らず見ていたお子さま。今回はお人形に体操を教える真似っこをする事ですんなりと活動に取り組むことができました。考えてみるとドールハウスでは赤ちゃん、絵本の登場人物でも自分よりも小さい子が人気です。時には赤ちゃんの人形に絵本の読み聞かせをしている場面も見られてとても微笑ましいです。子どもたちは純粋に自分より小さい者を大切にしたいと思い、お世話をしたいという優しい気持ちを持っています。今日も子どもたちによってそんな温かさに包まれたお部屋になりました。


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