ページ内を移動するためのリンクです
MENU
ここから本文です
週刊こぐま通信
「プリムローズだより」

動物たちの家

第5号 2018年10月16日(火)
プリムローズクラス担当
 「今日は子供たちとどんな一日が待っているのだろう?」私自身がワクワクする気持ちを感じながらプリムローズが始まりました。毎回、今経験してほしいと思うことを考え当日に臨むのですが、子どもたちはそれを超えるような提案や表情をしてくれるのでどんな広がりを見せてくれるのかいつも楽しみです。

今日はお弁当の前の自由遊びの時間にこのような提案がありました。
お母さんごっこをしていた子どもたち、お部屋に置いていた子どもも乗れる大きな象を飼うことにしました。「象のお家がいるね」「ここを象のおうちにしよう」という会話が始まり、そこで象が入るほどの四角をビニールテープで床に貼りました。すると「私たちの家もあったらいいな」と子どもたち。象やパンダの家の隣に今度は子どもたちの家が出来ました。その後はヘビやウサギの家も作って、最初のお母さんごっこのおままごとから餌になりそうな物を持ってきて置き、楽しい発想は広がりをみせていきます。「ピンポーン、こんにちはお留守ですか?」そんなやり取りが続いていきました。

また制作では、新聞紙ほどの紙で実際に被れる帽子を作り変装ごっこをしました。ネックレスや布、エプロンも付けて子どもたちはとても嬉しそう。そこで大きな鏡のある階へ変身した姿を見に出掛けました。いつものお部屋を出てエレベーターで数階上の階へ行くだけなのですが、子どもたちはもうワクワクです。途中でお会いした先生にお名前を尋ねられてもきちんとお答えし、お部屋に入る時にもご挨拶ができました。小さな小さなお出掛けでしたが、今日もまた子どもたちと気持ちを共有できた瞬間でした。

子どもたちと過ごす中で、この就園前の時間の大切さを改めて感じています。
朝の支度の時間に上履きを履く、お弁当・水筒を決まった場所に置く、というような一連の動作が迷うことなく手早くできるようになってきました。朝のお集まりでは元気に「どんぐりころころ」を歌い、名前を呼ばれたら手を挙げて元気に返事ができるようになりました。どれも子どもたちにとって集団の中で行なう初めての経験でしたが、いつしか習慣となり今ではとても積極的に取り組むことができるようになりました。それはこれから広がっていく子どもたちの社会への大切な一歩に繋がっているのだと思います。
来週も子どもたちの笑顔がたくさん見られますように。


PAGE TOP