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週刊こぐま通信
「室長のコラム」

第2回女子校フェアを開催します

第49号 2006/03/09(Thu)
こぐま会代表  久野 泰可

 昨年はじめて行った、女子校フェアを今年も開催します。昨年は第1回ということもあって、入試準備の最大の山となる夏休みの前に行いました。参加された多くの皆様から「もっと早くやってほしかった」というご意見をいただきましたので、今年は、3ヶ月早めて、4月23日(日)に行うことにしました。

 今年は「合格のキーパーソンは父親です」をキャッチフレーズに、昨年を上回るたくさんの企画で受験生の皆さんのご要望にお応えしたいと準備を進めています。特に、情報が伝わりにくい父親に対して、正確な情報を伝えるためのセミナーも企画しています。また、外部生の皆様からよく質問される家庭での学習方法について、具体的にお伝えする「母と子の教室」も開きます。

 基礎学習が終わる4月。これから秋の受験に向けて学校別の対策や難問対策をしなくてはならない時期ですので、この時期にふさわしい「学校別合格対策セミナー」や「学校別合格診断テスト」なども準備しています。また、昨年は会場の都合でできなかった講演会を、今年は東京プリンスホテルパークタワーに第2会場を設け、受験生のみならず、幼稚園関係者・塾関係者・学校関係者の方々にもご参加いただいて、「幼児期における基礎教育のあり方」を考えるためのセミナーを開く予定です。

 2009年度から導入されると報じられた「幼稚園の義務教育化」問題や、ゆとり教育を排し、学力を高めるための方策として提示された「新指導要領の改訂」問題など、幼児期の基礎教育のあり方をめぐって、考えなくてはならない問題が山積しています。行政面で新しい方針が出されても、それを肉付けする具体的な教育内容が貧弱では目的を達成することはできません。

 特に幼児期の教育については、日本の幼稚園や保育園が、意図的な知育を敬遠してきた経緯がありますから、導入となった時とんでもないものが入り込む危険があります。そのひとつの例が、今小学校で学習しているものをそのまま下ろせば良いという考え方です。今私たちが実践を通して積み上げている「教科前基礎教育」の考え方を導入しなければ、また新たな矛盾を抱え込むことになります。そうした、幼児教育全体を取り巻く状況を考慮しつつ、受験で出される問題の分析も含め、できるだけ具体的にお伝えしたいと考えています。

 この講演会を含め、それぞれの企画には会場の都合で定員があるため、前もって受付をしなくてはなりません。3月14日(火)から、受付が始まりますので、どうかお忘れなく、受付を済ませてください。

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