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週刊こぐま通信
「室長のコラム」

学校別分析セミナーがはじまります

第44号 2006/02/02(Thu)
こぐま会代表  久野 泰可

 昨年12月8日に紀伊国屋サザンシアターで行った「私立小学校分析セミナー」に引き続き、外部生の皆様を対象とした「学校別分析セミナー」が2月5日から始まります。12月8日のセミナーをふまえ、これまでに集めた大量の情報を細かく分析し、今年秋の受験で合格が勝ち取れるよう、学習対策もあわせて報告いたします。

 それぞれの学校が出題する問題には、学校の特徴や傾向がはっきり出ており、それをしっかり捉えた学習対策が必要です。しかし、問題の傾向や、時に合否判定が従来と違うのではないかと思われる年も必ずあります。問題の傾向が変わったり、合否判定の仕方が変わったりするのには、必ず理由があります。その理由をしっかり分析しておかなくては有効な対策は立てられません。

 変わる背景はいったい何か。それを探るためには、現在の学内状況をしっかり把握しておかなければなりません。方針が転換する前兆はまず学内に現れるからです。校長や教頭が日頃どのような発言をしているのか。学内でどんな問題が起こっているのか。学習に関してどのような改革が行われているのか。・・・そうしたことと入試問題の傾向や合否判定のあり方が無縁ではありません。

 なぜおとなしい子が好まれるようになったのか。なぜ、行動観察や指示行動が増えたのか。なぜ、問題が難しくなったのか。あるいはやさしくなったのか・・・そうした背景は必ず学内にはっきりとした形で現れるのです。そうした、状況をしっかりキャッチして、その上で、入試問題や合格者の背景を分析する必要があるのです。

 こぐま会では、受験者の皆さんに正確な情報をお伝えし、その上で冷静な判断をしていただこうと、これまで可能な限り入試情報を公開してきました。入試に関する情報が学校側から公開されていない以上、子どもたちを送り出す側の人間がそのことをしなければ、間違った情報で準備教育がなされ、結果として子どもに過度な負担をかけることにもなりかねません。子どもたちを守り、まともな幼児教育で受験も勝ち抜くことができることを証明するためには、受験情報の開示は絶対に必要です。

 こぐま会では、試験当日の子どもからの聞き取り調査だけでなく、受験が終わった保護者の方からのアンケートや卒業生の方々からの情報を総合して、入試問題の傾向や合否判定のあり方などを分析しています。今年のセミナーでも、受験生に役立つたくさんの極秘情報をお伝えできると思います。

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