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週刊こぐま通信
「室長のコラム」

がんばれ受験生

第410号 2013/10/25(Fri)
こぐま会代表  久野 泰可

 暗算が苦手だったAちゃんも、指を使わないで答えが出せるようになりました

入室を拒んで、泣いていたBちゃんも、今では誰よりも早く支度をして、一番前の席に座わり、何事もなかったかのように課題に取り組んでいます

自己主張が強く、お友だちの言うことに耳を傾けることができなかったCちゃんも、集団での自由制作の時など、「あなたは何が良いと思う?」と声かけができるようになりました

「解らない」と言って問題に手をつけようとしなかったDちゃんは、テープの話をだれよりもしっかり聞き取り、取り組む姿勢に大きな変化が見られるようになりました


 1年前、ゆりクラスから引き継いだ時、1年後の入試に向けて、「この子たち大丈夫だろうか」「理解できるようになるだろうか」・・・と心配していた私も、大きく成長した子どもたちを前に、感無量です。

この1年間、家族一丸となって入試に向けて取り組んできたことと思います。学習だけでなく、生活を教育の場として捉え、また、自ら考える力を育てるために「事物教育」に時間をかけてきました。5月以降は、相当量の過去問ペーパーにも取り組んできました。

テスト結果を見て一喜一憂しながら、あっという間に過ぎてしまった1年間だったと思います。教育の成果を見るには、時間が必要だということを解っていながら、子どもの遅々たる歩みに、焦りを感じたご両親も多かったと思います。しかし、見てください。ひとりひとりが、それぞれの歩みで目標に向かって積み上げてきた結果、いま、大きく成長した子どもの姿を見ることができるはずです。

年長11月の秋に、白か黒かの受験の結果をつきつけられるのは、酷なことではありますが、その結果で、子どもたちの将来が評価されるわけではありません。入試を選択したご家庭にとって、成長過程のひとこまとして冷静に受け止め、何よりも、1年以上取り組んできた「幼児期の基礎教育」の成果を信じて、試験に臨んでください。そして、目の前の大きな山を乗り越えたら、また次の目標に向かって歩み続けてください。子どもの成長を見守る「家族の絆」があれば、どんなに高い山であっても、一つ一つ乗り越えて、子どもたちは成長していくはずです。

がんばれ受験生!!



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