女子校合格フェアを開催します

2005/04/21(Thu)
こぐま会代表　　久野　泰可

　こぐま会では７月３日（日）に｢第１回女子校合格フェア｣を開催いたします。今年初めての企画ですが、このフェアには、受験指導する私たちの想いがこめられています。私たちはこれまで正確な入試情報の公開を目指し、入試情報誌の発行や、入試結果報告会・学校別セミナー等を行ってきました。入試情報が学校側から公開されていない現状で、間違った情報が業者サイドから流されたり、必要以上に難しい模擬テストを課せられている現状を見たとき、ともかく子どもたちを守る意味で正確な情報を伝えることも私たちの責任であると考えてきました。昨年度までは、１２月下旬に紀伊国屋サザンシアターで「入試結果報告会」を行ってきましたが、今年度からは、その報告会を踏まえ、学校別に詳しく入試問題の分析を行う「学校別セミナー」を２月から３月にかけて行ってきました。今回予定している７月の「女子校合格フェア」はそうした一連の流れの中で、受験生にとって最大の山場である「夏休みの学習対策」に焦点をあてた合格対策フェアです。残り４ヶ月の学習をどのように行えば合格に近づくかを、学校別にお伝えする予定です。こぐま会は教室が恵比寿と吉祥寺にあるため、聖心・東京女学館・双葉・東洋英和・白百合・田園調布双葉・日本女子大豊明・光塩・立教女学院等の女子校を大勢の会員が受験します。その結果、毎年大勢の合格者を出し、そうした卒業生から学内の様子等も聞くことが出来ています。こぐま会では、昨年度からこの９校の女子校に、定員の四分の一の合格者を送り込む目標を立て、情報集め・入試問題の分析・徹底した学校別指導を実行し、すでに何校かについてはその目標を達成しています。(別掲０５年度合格者数参照)

　実際に合格実績をあげ、自信を持って受験生の皆さんに｢合格対策｣をお伝えできる９校に絞って、セミナーや教材展示、学習相談等に応じられるようなフェアにしたいと、職員一同７月の開催に向けて準備に取りかかりました。新しい教材も当日発表する予定でいます。また、来年秋に小学校を受験する現在の年中児の皆さんにも正確な情報をお伝えするセミナーや発達診断テストも準備しています。

　現在多くの塾で生徒集めの手段に小学校の現役の教師や教頭・校長を呼んで、セミナーを開いているようです。こぐま会でも、会員向けに「小学校の校長の話を聞く会」を開いたこともありますが、あくまでも会員向けであり、それを外部に公開して宣伝のために使ったことはありません。小学校の校長が、塾に出向いて話をするというのも、３３年間もこの仕事をしてきた私から見ると、時代も変わったなと思わざるをえませんが、だからといって、その話を聞いた者が合否判定に絡んで有利になるようなことはありませんし、あってはならないことだと思います。｢受験｣というと特別視されがちですが、小学校受験に関しては、まともな子育てと、基本的な学習が出来ていれば十分対応できます。その、学習部分をご両親とともに担う私たち指導者側が企画する｢合格対策フェア｣です。きっとお役に立てると思います。どうか、ご期待下さい。